●東京石油市場
19日の東京石油製品は総じて続落して引けた。ガソリン期先10月限は前日比350円安の6万2530円、灯油期先10月限は同440円安の6万2980円、原油期先9月限は同730円安の4万7070円。東京石油製品はマチマチで始まった。全般に商いは低調で積極的な売り買いは見送られていた。EIAの在庫統計で原油・ガソリン・中間留分が揃って減少したが、製油所稼働率の大幅改善が嫌気され、原油は一時大きく売られることに。稼動再開は今後の供給増加につながるため、納会を前にしたNY原油に与える心理的なプレッシャーもきつい。これもあって石油製品の不透明から買いを仕掛ける向きもイマイチ。市場人気は貴金属に集まっている。
その貴金属が後場に急落した。石油製品も円高を嫌気して売りが先行、前日とは異なり、引けにかけて下値を試す動きとなっている。商いは依然として少なく、石油市場への関心は週明けにならないと難しいかも。今晩のNY原油は下値を探る展開か。製油所稼動率の向上から将来的な供給拡大が想定される。そうなると、ここまでの在庫減少や供給不安は一気に解消されることになる。NYガソリンが2.00ドル割れから大きく出直りをみせたが、今晩で2.00ドルを維持するかどうかも原油の動きを探るうえで重要である。いずれにせよ、納会にかけて下落する傾向が強い原油は前日示現した安値を伺うことになると想定する。反発は納会後に。
●東京トウモロコシ市場
19日の東京トウモロコシは小反発。期先5月限は前日比100円高の2万6750円。シカゴ期近急反発もあって前日ストップ安を強いられた東京市場の大幅高も期待された。ただ、シカゴ期先の上げが限定的だったこと、円高進行もあり、寄り付きから積極的に買う動きもなく、シカゴ期近急反発の影響は限定的に。連日の乱高下を警戒した大衆筋が買いを見送ったともいえる。また、先日の時間外急伸の水準からみてシカゴ期先はまだ10セント以上も安く、これを考慮すれば前場の戻りも行き過ぎとみられるが。前場では先限での投機筋の売りが目立っていた。後場に入って大豆が前引けに値を消したこともあり、トウモロコシでも整理売りが加速、期先は朝方から比較的大きく売られることになった。サヤ修正の値動きでもある。今晩のシカゴコーンは不透明。時間外の動きもその後のフロア取引につながらない。前日活発化した期近買い・期先売りのスプレッド解消も考えられるため。作付進展期待もあり、豊作警戒から強気スプレッドが拡大したが、これに天候要因も複雑に絡まる。週明けからしばらく降雨の見込みながら、その後の晴天予想もある。前日のシカゴがここまで急伸しなければ週明けの米コーンベルトの天気をみて週末の反発も期待していたが、この急伸をみたため、週末の一段高にはなりにくなったといえる。そのためには今晩の下落が必要でもある。週明け以降の天気に対する見方も分かれており、しばらく不安定な動きになりそうだ。
●東京大豆市場
19日の東京米国産大豆はマチマチで、円高とシカゴ安には十分に反応せず。一般大豆期先4月限は前日比200円安の4万2670円、Non-GMO大豆期先2月限は同150円安の4万7900円。シカゴは連日の急落となった。それに対してNon=GMO大豆はトウモロコシ反発もあって買い戻しかたがた確っかりで始まった。ただ、時間外安と円高が認識され、その後高値から値を消している。一般大豆も期央中心に買い戻されたが、前引けには値を消し、マチマチに。シカゴの下げ過ぎもあって買い戻しに下げ渋っていたが、買い方不在から値を沈めることになった。後場に入り一般大豆期先はさらに売られたが、Non=GMO大豆期近は急伸している。納会を前にして不透明な動きを鮮明にしており、わかりにくくなっている。期近の乱暴な動きを警戒すれば、ここまで下落しただけに、期先も買いたくなる心理状況も伺える。それでも高値での因果玉がNon=GMO大豆が多いのも確か。明日は週末の玉整理も警戒すべき。先限は大引けに一段と売られたが、因果玉が大きく影響しているようだ。今晩のシカゴ大豆は下げ一服ともみられるが、朝方発表される輸出成約高が弱気な内容となれば、米国大豆の需要後退加速が再認識され、さらなる下げも考えられる。米国大豆を取り巻く環境はかなり厳しい。ここまで世界的な供給過剰が無視され、価格だけが急騰したトガメによる急落といえる。米国の在庫率も20%を超す高水準。米国大豆の作付面積が意向面積より拡大するとみる向きが多くなっており、将来的な供給不安も薄れている。当初から大豆の上げがあるとすれば、5月の作付開始からとみるが、それまでは大豆の供給過剰を嫌気する相場展開を演じることになるだろう。
●東京コ-ヒ-市場
19日の東京アラビカは円高の中、続落している。期先1月限は前日比250円安の2万2050円。NY安・円高の中、軟調に推移している。前日は大引けに大きく買い直された先限も前引けには前日の安値を下回ることに。後場に入って一段の円高進行や貴金属の急速な値崩れもあって投げが殺到するともみられた。しかし、先限は2万2000円を維持する動きをみせ、底固い値動きともなっていた。。相変わらず商いは極めて低調であり、期近の下げ渋りから期先の新規売りは限定的で、それが下げを抑制している。まだ押し目買いムードが根底にあるようだ。今晩のNYコーヒーは玉の乗り換えの動きに。20日のブラジル政府の発表と第一回受渡通知日を前にして見送りムードが強まり、狭いレンジでの取引が予想される。とりあえずブラジル政府の発表を見極めたいとの意向が強く働くとみる。大きな値動きは週明けから。





