国内マーケット情報

●東京石油市場

20日の東京石油製品は小幅上昇して引けた。ガソリン期先10月限は前日比280円高の6万2810円、灯油期先10月限は同80円高の6万3060円、原油期先9月限は同230円高の4万7300円。NY原油急落もあって総じて安寄りして始まったが、その後は値ごろ買いが拡大して上伸し、上値を試す展開となった。連日のNYの急落に対して下値余地限定の観測が流れ、押し目買いが台頭し、加えて株高や来週からの上昇に対する期待を込めた打診買いもあった模様。ただ、前にかけ貴金属が軒並み上げ幅を縮小したことで、石油製品も値を消して上昇幅を縮小していた。時間外での原油一段安の動きも上値を抑制したとみられる。後場に入り、貴金属の再反騰の動きを好感して買い直された。

時間外では一時大きく売られたNY原油であるが、マイナス圏ながらも63ドル台を回復する動きをみせ、製品買いにもつながっていた。それでもガソリン先限は6万3000円が抵抗となり、上抜けず。先限では不需要期限月のガソリンが買われ、不需要期限月の灯油が上げ渋ることになったが、これはこれからのGWシーズンを意識した動きとまさにいえる。今晩のNY原油は納会を前にして一段の下落も予想される。納会週の納会にかけての下落は予想通りの展開であるが、これまでは納会後のNY原油は上伸している。従って、市場の関心は週明けの動きに向かうだろう。ここにきての売り材料として米国での製油所稼働率の向上に伴う供給不安の解消が挙げられる。これがある間、原油の戻りも限定的。地政学的リスクも現在は期待薄で、戻りも期近6月限で65ドルがせいぜいだろう。定期修理とハリケーンシーズンがどの程度意識されるか注目されるが、とりあえず納会後の自律反発は一端はみられると考えたい。

●東京トウモロコシ市場
20日の東京トウモロコシはシカゴ同様、期近高・期先安となった。期先5月限は前日比210円安の2万6540円。シカゴ期近は連日の続騰となって18セント近くも水準を切り上げた。その一方、現在作付進展中のコーンは期先12月限以降が対象となるが、その期先はほとんど上昇していない。この対照的な動きを踏まえて東京の値動きが注目された。シカゴ同様、期近高・期先安で始まったが、時間外では期先中心に大きく値を崩したこともあり、前引けにかけ期先は下げ幅を拡大、期央もマイナス圏に入った。後場は円安もあって下げ一服。先限は2万6500円を何とか維持して取引を終えた。今晩のシカゴコーンは週明け以降の天気を巡る動きに。週明けに降雨が予想されているが、2日~3日の見込みで、その後は再び晴れの予想となっている。週末にかけては気温は上昇するなど、今週は作付が急ピッチに進んだとみられ、週明けの作付進捗率にも注目が集まるが、それよりも来週の降雨後の天候次第。不安定な天気予報と需給バランスを背景にして連日、強気スプレッドの動きを強め、シカゴの当先はここ2日だけで17セントもサヤが縮小した。2007年度の豊作期待から期先への売りヘッジ拡大も予想されるが、もし理想的な天気となった場合、強気スプレッドの解消でも逆に期先は下げ渋ることになり、不透明さを増すことになる。わかりにくくなったともいえる。

●東京大豆市場
20日の東京米国産大豆はマチマチで取引を終えた。一般大豆期先4月限は前日比160円安の4万2510円、Non-GMO大豆期先2月限は同380円高の4万8280円。朝方からNon=GMO大豆はマチマチに推移していた。シカゴ高よりも玉次第の展開となり、先行き不透明から見送りムードが強く、前場2節から始まった一般大豆の商いは極めて低水準な状況が続いた。トウモロコシは値崩れしたが、時間外での大豆は小確っかりな動きをみせていることもあり、トウモロコシ値崩れの動きには動意をみせず。後場に入り一般大豆も値を消す動きをみせたが、時間外でのコーン値崩れをみて、週末要因の整理商いが助長されたとみられる。NOn=GMO大豆は玉次第の動きを強め、期先では値ごろ買いも入って下げ一服。貴金属の急伸が心理的な支援材料になったともみられ、大引けに期先はやや値を飛ばす格好となった。今晩のシカゴ大豆はさらなるポジション調整高の動きも予想される。4月に入って60セントも急落し、ここ最近も下げ続けていたため、週末要因の自律反発も考えられるため。市場の関心は週明け以降の米コーンベルトの天気に集まるだろうが、大豆にとっては良くなっても悪くなっても分が悪い。大豆の作付面積の意向面積以上の増加が期待されており、また南米の売りヘッジ加速から戻りは売られるとみられる。10セント近い戻りがあっても基調転換にはつながらず、格好の売り場になることも留意したい。

●東京コ-ヒ-市場 
20日の東京アラビカは狭いレンジの中、小動きに終始していた。期先1月限は前日比50円高の2万2100円。朝方から様子見ムードが強く、ほとんど動意薄の取引となった。商いも一段と少なく、今晩発表のブラジル政府の生産高待ちの様相だったといえる。後場に入っても商いは低調。後場2節までの出来高合計は1000枚を下回る状況だった。手口でも目立った動きはみられず。大引けに先限がやや買い進まれ、2万2000円を維持する格好とはなったが、大勢に影響はなかった。今晩のNYコーヒーは引け後に発表されるブラジル政府の生産高発表を前に様子見ムードをさらに強めるとみられる。昨年12月には3200万袋だったが、今回は大幅な上方修正も。裏作のため、2006年度よりは少なくなるが、2006年度の生産高は5000万袋に近い数字とされ、2007年度は裏作の中でも豊作に値する水準に。先日、ブラジルの政府機関が明らかにした3750万袋が参考になるとみられる。

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