国内マーケット情報

●東京石油市場

23日の東京石油製品は高安マチマチで、前場の急伸地合いの面影はなかった。ガソリン期先10月限は前週末比240円高の6万3050円、灯油期先10月限は同30円高の6万3090円、原油期先9月限は同280円高の4万7580円。ガソリン期先中心に買いが先行していた。ガソリン・灯油とも10時過ぎには先限が6万4000円を示現し、大幅高となった。貴金属の急騰に加え、GWを前にした需要期ということからガソリン市場での値ごろ買いの動きが拡大したとみられる。予想通りの展開だ。後場に入って円高進行もあって貴金属がさらに上げ幅を縮小する動きをみせたこともあり、石油製品も軒並み上げ幅を縮小していた。期央限月はともには寄り付き水準を下回るほど値を消すことに。先限も13時前に寄り付きに近い水準まで売られたが、とりあえず下げは一服。後場の安値から200円近い戻しもみられたが、その後は円高進行を嫌気してさらに売られることになった。

株安や貴金属の値崩れが一服したが、石油製品の期近の地合いの悪さが影響して石油製品はその後も売り込まれる展開となった。先限もともに前場の安値を下回り、投げ拡大の状況となった。高値から1000円の下げを意識する動きとなり、14時半過ぎにガソリン・灯油の先限ともに6万3000円台まで値を落とした。この水準を維持するとみられたが、14時50分前に大台を割り込んでいる。15時台に入って貴金属の出直りもあって6万3000円での底固めムードになったが、突然10分過ぎに売りを浴びて一段と下落し、期先は軒並みマイナス圏に沈んだ。期近の下落がここでも影響しており、期近は下げ幅を拡大していた。時間外での原油の下げ幅拡大も嫌気された模様。引けにかけて大きく出直りもみせたが、高値から大きく下落したことは明らかで、引け味は良くない。今晩のNY原油は納会後だけに上昇し易い傾向が高い。時間外では弱含みに推移しているが、21日のナイジェリアの大統領選挙のリスクを警戒して前週末に買い進まれたが、そのリスク解消が影響しているとみられる。製油所のトラブル解消から供給不安も後退している。問題は需要期に入ったガソリンの在庫積み増しが低調だったこと。今後、定期修理に入る製油所も多く、例年よりもガソリン需要が旺盛な現在、ガソリンの在庫積み増しが低調だったことはこれから定期修理が活発化する中で、再び供給不安を煽ることも考えられる。従って、ガソリンは2ドルを維持し、原油は67ドル台までの上げが期待される。その一方、堅調なNYダウの動きに水を差すのはいうまでもなく、原油高である。原油高によって株高へのブレーキ警戒もあり、敢えて原油を積極的に買う動きに投機筋は動かないとみられる。従って、70ドルを目指すことは考えにくく、67ドル台が上昇メドとして適当と考えられる。

●東京トウモロコシ市場
23日の東京トウモロコシは円高・時間外急落でも下げ渋り。期先5月限は前週末比20円安の2万6520円。週末の米コーンベルトの天気に問題がなかったこと、今週の降雨も一時的とみられ、週明け時間外でのシカゴコーンは急落している。前週末の急落もあって大幅安も期待されたが、大衆筋の値ごろ買いがみられ、朝方から下げ渋ることになった。時間外で下げ幅を拡大する動きがあってもそれを材料に売り込む向きにはならず。大引けには先限中心に円高の中、買い戻された。先限は高値引けとなっており、急激な円高や時間外での急落は無視されることに。明日は下げ渋ったトガメを警戒すべき。今晩のシカゴコーンは米コーンベルトの天気状況を踏まえると続落は避けられず。前週の予想では今週前半の雨が久しく続くとみられていたが、現時点の予想では1日~2日にとどまる見通し。その後は再び作付に理想的な天気の予想で、NWS(米気象庁)の中期予想でも降雨よりも晴天の見込みとなっている。天候をみる限り、買い目はない。強気スプレッドが活発化したため、期近は前週半ばに強引に買い進まれたが、その買い玉整理を強いられるとみられる。今晩シカゴ引け後に発表される作付進捗率も注目されるが、次回発表される時点で40%台まで改善すれば問題ないだろう。今回20%台乗せとなれば、50%進展も期待される。

●東京大豆市場
23日の東京米国産大豆は高安マチマチで引けた。一般大豆期先4月限は前週末比200円高の4万2710円、Non-GMO大豆期先2月限は同220円高の4万8500円。週末のシカゴ大豆高は前週後半の出直りで織り込み済み。本日は模様眺めムードが強く、Non-GMO大豆、一般大豆とも朝方から商いは極めて低調だった。特に前場2節のNon-GMO大豆の出来高はたった2000枚台で、Non-GMO大豆としては極めて少ない。後場に入っても薄商いの取引が継続し、玉次第が影響してマチマチで引けている。一般大豆大引けの時点では一段と円高が進行していたが、期先は買い直されていた。時間外の小確っかりした値動きが好感されたためとみられ、大衆筋の一部まとまった買いが大きな支えになった。Non-GMO大豆はトウモロコシの引け味を好感して、円高の最中ながら買い進まれていた。今晩のシカゴ高を先取りした動きであることを理解しておきたい。今晩のシカゴ大豆はコーンと小麦を睨んだ動きになるだろう。前週後半にシカゴ市場で商社筋が買い支えに動いており、大豆の下値余地はそろそろ限られることも考えられる。前週までの急落した自律反発の動きを期待したい。それでも米コーンベルトの天気は5月に入っても大豆の作付に理想的な天気になりそうだ。このため、あくまでも自律反発でどこまで戻せるかであり、基調転換とはまだいい難い。

●東京コ-ヒ-市場 
23日の東京アラビカは総じて下落している。期先1月限は前週末比160円安の2万1940円。ブラジルの強気の生産高を踏まえての東京市場の動きが注目された。期近は小幅高で始まったが、期先では整理売りが台頭し、下落して始まった。ブラジル政府の発表にもほとんど関心がなかったようだ。前引けには先限は2万2000円を下回り、さらに地合いを悪化していた。売り方大手が先限で100枚以上の売りを浴びせたため。先限での大量売りが後場に入っても継続し、先限の下げ幅は拡大した。円高進行の中、さらなる値崩れも警戒されたが、先限での大量売り以外に目立った新規売りもなく、その他限月は円高にも動意薄。先限の大量売りは1月限からの乗り換えの動きだったこともあり、大引けに先限はやや買い戻されている。今晩のNYコーヒーは大きく反発することを予想したい。第一回受渡通知日の影響もあって20日の通知日にかけ下落した。ブラジル政府の弱気な生産高予想を踏まえた市場ムードも売り材料になっていた。ところで、実際に発表された生産高予想は3210万袋と予想もしなかった低い数字である。市場参加者の多くは3500万袋前後を期待していた。先日ブラジル地理統計院が発表した3750万袋がベースになっており、3300万袋を下回る予想は皆無だった。それが昨年12月の3110万~3230万袋の予想レンジ内の発表には驚きの声が大きい。これが支えとなっての急伸も考えられる。

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