●東京石油市場
26日の東京石油製品は急反発して引けた。ガソリン期先10月限は前日比1140円高の6万4540円、灯油期先10月限は同1270円高の6万4910円、原油期先9月限は同1050円高の4万9320円。NY原油急反発を好感して東京石油製品は朝方から急伸している。新甫発会した灯油先限が1750円の上ザヤで発会したことに対する警戒もあり、発会したばかりの10月限はガソリンともに寄り付き後は上げ一服を演じていた。その他限月は水準を切り上げ、特に期近が水準の切り上げが大きく、前引けには高値更新の動きをみせ、軒並みほぼ高値引けとなった。新甫発会をキッカケにして買われ易い環境を想定していたが、実際買いに拍車がかかっている。後場に入り先限は高値更新の動きをみせたが、その他限月では利益確定の売りが拡大。
高値から呆気なく300円近い下げを演じた。他市場が足踏みの動きを強める中、石油製品は期近が水準を切り上げる動きをみせたこともあり、期先も買い直されることに。15時前に灯油が買い直され、前場の高値まで買い進まれる動きをみせていたが、ガソリンの反応が悪く、その後の円安にも動意せず、結果的に高値でも揉み合いで取引を終えた。灯油10月限は値決めの段階で大きく値を飛ばし、高値引けとなっている。今晩のNY原油は続伸が期待される。ガソリンのさらなる上昇を期待しての追随高とみる。定期修理が今後拡大し、在庫積み増しが低調なガソリンの供給不安が再燃すると考えられる。目先2.30ドルが高値メドになるが、定期修理や輸入低調の兆しから5月に入っての一段高も予想される。ところで、今年初めからのガソリン急騰に原油は意外に反応薄だったこともあり、原油の上げはせいぜい、67ドル台か。70ドル示現となれば、好調なNYダウの急落要因になりかねないため。
●東京トウモロコシ市場
26日の東京トウモロコシは続伸したが、シカゴ急騰の割りに上げ渋りが顕著だった。期先5月限は前日比320円高の2万7150円。シカゴ急騰を好感して朝方からストップ高も予想された。しかしながら、大衆筋の手仕舞い売りが膨らみ、期待に反してストップ高に至らず。前場2節にストップ高を示現したが、それも消極的で期先はなお抵抗をみせていた。そのためか、前引けには買い玉整理が活発化した。時間外でも急伸しており、前日の時間外の水準と比較してもシカゴは15セント近くも急騰しているが、それでも買い人気は盛り上がらず。後場に入り、玉次第の値動きは続いた。特にバイカイ筋の途転の繰り返しが相場のかく乱要因に。大引期先は軒並み安値引けとなっている。今晩のシカゴコーンはファンド筋の習性からみて、続伸も期待される。予想通りにシカゴは急伸していたが、5月に入ってからの天候もまた不安定である。6日~10日後、8日~14日後予報で、米コーンベルトの5月上旬の天気が平年以上の降雨と様変わりしている。現在の降雨による作付遅れも作付回復には大きな障害で、29日現在の作付進捗率も思わしくない数字になりそうだ。週末から週明けにかけて急速に天候は回復するが、シカゴはその後の天気をみて買いに動いている。従って、晴天による急ピッチな作付でも作付遅延は一層深刻化している模様。例年以上に多くの作付面積が予想されている分、作付遅れのダメージは予想以上とみる。いずれにせよ、5月上旬の天気が大きな試金石になる。
●東京大豆市場
26日の東京米国産大豆期先は小確っかり。一般大豆期先4月限は前日比110円高の4万2510円、Non-GMO大豆期先4月限は同120円高の4万8320円。シカゴ高もあり上伸しているが、トウモロコシ市場での高値警戒の動きもあり、大豆も意外に買われなかった。朝方からも上げ渋っており、その後の時間外高にも反応薄。トウモロコシ市場での買い人気が盛り上がれば、一般大豆先限も4万3000円を試したとも想定される。一般大豆の出来高が1000枚を下回っているように、大豆市場も見送りムードが強まっていた。後場に入ってGW前の手仕舞い売りの動きが加速して下落している。期近を除き安値引けとなっている。Non-GMO大豆大引けもトウモロコシ期先安値引けを嫌気して高値から大きく値を消し、こちらも安値引けを強いられた。今晩のシカゴ大豆はコーンと小麦次第ながら、スプレッド売りの対象であることに変化はない。コーンの作付遅延による大豆へのシフト問題はより現実味を帯びている。小麦の作柄悪化も大豆へのシフトに拍車をかけるだろう。状況次第では7000万エーカー回復も想定される。そんな中、大豆の作付が本格化する前だけに、余計つなぎ売りを浴びやすいとみる。目先は戻り賛成ながらも週末から週明けにかけ上げ一服も考えられる。南米の輸出攻勢で世界的な大豆の供給過剰も見直されている。大豆はまだ自律反発の域にあるとみる。
●東京コ-ヒ-市場
26日の東京アラビカは先限を除き、続落して引けた。期先1月限は前日と変わらずの2万1270円。NYは続落しており、下げ止まらず。東京は本日も低調な商いとなった。円安や他市場の急伸もあって下げ渋りの中、朝方から小幅安にとどまっていた。後場に入り、玉次第の色合いをより鮮明にして、先限は弱気筋大手の買い戻しの動きが前場からみられたこともあり、小反発の動きに。それも長続きせず、他市場の上げ一服かたがた、買い玉整理の動きが加速した。大引けは為替の円安の動きもあって先限は買い直され変わらずに。その他限月は円安に反応せず、期央まで安値引けとなっている。今晩のNYコーヒーは1.07ドルを巡る取引と考えたい。ここ2日、1.07ドルを支えにしているが、玉整理の地合いに変化なし。不需要期入りと輸出国の売り攻勢を鑑み、NYの1.05ドルは当然意識すべき。ブラジルの2007年度の生産高は裏作ながらも、裏作年での豊作水準である。また、ここ数年、産地の北上で降霜リスクは解消している。ブラジルでの北上は赤道に向って移動していることであり、過去の降霜の被害を踏まえて産地が変遷している。5月上旬の上昇パターンも期待薄か。





