国内マーケット情報

●東京石油市場

27日の東京石油製品はGW前の利益確定の売りに下落している。ガソリン期先11月限は前日比290円安の6万3780円、灯油期先11月限は同650円安の6万5510円、原油期先9月限は同300円安の4万9020円。朝方はマチマチで始まった。限月以降の影響で市中価格が急騰したこともあり、ガソリンはやや確っかりで寄り付いた。それでも貴金属の急落もあって玉整理が進み、期先中心に値を消している。ガソリンはGWでの需要拡大もあり、下げ渋っていたが、灯油は蚊帳の外に置かれていた。GWを踏まえて前日より大きく買い進まれた灯油市場での利益確定の売りが拡大し、灯油が下げのリード役に。ガソリンは下げ渋りをみせたが、灯油の値崩れに逆らうことは出来ず、10時過ぎに軒並み安値を示現。前引けにかけてはガソリンの戻りもあり、下げ幅を縮小。ガソリン買い・灯油売りのスプレッドも活発化した模様。

後場に入って灯油が14時に入り、さらに売られることに。円高をキッカケにした整理商いが加速したが、ガソリンが下げ渋りをみせたこともあり、売りは長続きしなかった。貴金属が14時半以降の大きな戻しをみせたこと、円高も一服したこともあり石油製品も買い戻しかたがた戻り基調を幾分みせたが、15時過ぎには期央で安値更新を強いられる動きもみられ、限月間で不透明な値動きを強めていた。今晩のNY原油は反発が期待される。製油所トラブルの不安はまだまだ付きまとう。また、5月になれば定期修理の動きが拡大するため、在庫積み増しが不十分であるガソリン中心に買われるとみられ、原油の支援材料になるだろう。ところで、今春のガソリン急騰に原油がそのまま追随したとは限らなかった。原油の急騰はNY株式の大きな圧迫要因になることから、原油買いに積極的に動く機関投資家も少ないが、その傾向は今後も続くだろう。敢えて堅調なNY株価を押し下げることはしないと考えられるため。ガソリン急騰の割りに原油の上げは限定的にもなるだろう。

●東京トウモロコシ市場
27日の東京トウモロコシは小反落にとどまった。期先5月限は前日比80円安の2万7070円。シカゴ急反落にもかかわらず東京は下げ渋りの動きを朝方みせていた。円安もあって買い辛抱の動きにつながったとみられる。ただ、貴金属の一段安と時間外での下げ幅拡大が整理商いを助長し、前引けには大きく値を崩した。GW前のポジション調整の動きも下げに拍車をかけたとみられる。前引けでの一般大豆の下げ渋りの動きを好感して、また金の出直りの動きもあって後場寄りは値ごろ買いを誘い、買い戻される展開となった。円高進行となったが、売り材料にはならず。大引けは多くの商品が出直りの動きをみせたこと、Non-GMO大豆期先が前節で大きく買われたこともあり、連想買いに上伸し、下げ幅を縮小していた。1月限を除き高値引けとなった。今晩のシカゴコーンは週明けから週末にかけての晴天を踏まえると一段安の見通しである。これも仕方ないが、注目は29日現在の作付進捗率である。今週の豪雨を踏まえると、作付遅れは一層深刻化しているとみる。30日朝発表される進捗率は20%台前半がぜいぜいとみる。アイオワでは洪水警報が出されるほどの豪雨となったが、それだけに作付再開は遅れるだろう。早くとも土曜日とみられる。従って、結果的にコーンベルト西部での作付は今週も極端に遅れることになる。カギは週明けの天気。その後、乾燥した天気が長期間続けば、5月上旬での挽回が可能だが、5月上旬の雨模様の天気がみられば、コーンの理想的な作付はほぼ不可能になる。今夏の受粉期でのリスクも高まるだけに、シカゴコーンは4ドルを目指すことも留意される。いずれにせよ、次回発表される作付進捗率を受けて急伸し、その後の天気が上げに追い討ちをかけるかどうか注目される。

●東京大豆市場
27日の東京米国産大豆は高安マチマチで取引を終えた。一般大豆期先4月限は前日比90円高の4万2600円、Non-GMO大豆期先4月限は同370円高の4万8690円。GW前ということで極めて商いは低調。薄商いの中、より玉次第の動きに振り回されることになった。一般大豆は薄商いが影響して一部筋のまとまった買いを吸収できず、後場に入ってより大きく買い直されることに。時間外安などにも反応薄。内部要因に振り回された。円高進行もあって大引けは上げ一服となったが、割高のまま取引を終えたといえる。Non-GMO大豆は後場2節に期先は上伸。円高がさらに進行し、時間外の軟調の中、トウモロコシの反発の動きをみた大衆筋の買いが殺到したといえる。薄商いがもたらした不透明な動きといえ、GW前の特有の値動きとみる。トウモロコシ大引けのさらなる戻しを好感して、Non-GMO大豆は一段と買い進まれ、全限が高値引けとなった。今晩のシカゴ大豆は一段安も。米コーンベルトの天候回復というよりも週末要因の南米のヘッジ売り拡大が期待されるため。大豆にとってはコーンからの作付シフトがより現実化しつつある。コーンの5月上旬の作付がカギに。まだ、市場では大豆の作付遅れよりもコーンからの作付シフトに関心が集まっている。大豆の米コーンベルトの作付は5月10日過ぎであり、そのあたりからは大豆の作付遅れの連想も働くだろうが、それまでは戻り売りの流れは仕方なし。週明けのコーンの作付進捗率、冬小麦の作柄状況と春小麦の作付進捗率が大豆の作付面積増加のバロメーターになるだろう。シカゴ大豆の戻りあればあくまでも自律反発であり、まだ買い材料は見当たらない。

●東京コ-ヒ-市場
27日の東京アラビカは期近安・期先高で引けた。期先1月限は前日比50円高の2万1320円。NYは続落し、6ヶ月振りの安値に落ち込んだ。東京は円安が支援材料になった。このため、強弱材料が交錯する中、朝方からマチマチで推移していた。GW前で敢えて積極的な仕掛けはなく、一層模様眺めムードが強まり、一段と商いは低調に。狭いレンジで終始していた。今晩のNYコーヒーは玉整理かたがた一段安も。例年5月上旬にかけて買われ易い傾向にある。これはブラジルでのアラビカ収穫を前にした降霜被害に対する連想買いの動きがみられるため。ただし、ここ2年は降霜の被害は全くない。何度も指摘していることだが、産地の北上で降霜リスクが軽減しているためだ。また、今年は裏作期待が強かったが、裏作の中でも豊作に値する生産高が市場では期待されているだけに、思惑買いを誘うには厳しい状況である。NY期近7月限の1.05ドル割れの可能性も十分ある。

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