●東京石油市場
7日の東京石油製品は急落して引けた。ガソリン期先11月限は前営業日比1720円安の6万2190円、灯油期先11月限は同1630円安の6万3530円、原油期先10月限は同1190円安の4万7980円。連休中のNY原油急落とGW明けでの買い材料不足もあり、東京は大きく売られた。貴金属の急伸から寄り付き時点では下げ渋っていたが、その後下げ幅を拡大している。連休の谷間ではNY原油急落に反応しなかったこともあり、東京市場の値位置はかなり割高であることは否めない。その意味ではストップ安は当然ともみられたが、貴金属急騰からストップ安には抵抗をみせていたようだ。
それでも戻りも限定的。今晩のNY原油は時間外での冴えない値動きもあり、61ドル割れを試すことも想定される。NYガソリンの下落が圧迫要因となったが、今後の定期修理よりもガソリンの需要後退が懸念材料になっていた。小売価格の3ドル乗せで需要の後退が危惧されているが現状である。原油にとってNYダウの圧迫要因になる上昇は考えにくく、投資環境からみれば、原油の下落は歓迎される状況でもある。原油の先行きは不透明となっているが、60~63ドルのレンジでの揉み合いをしばらく続けるとみる。
●東京トウモロコシ市場
7日の東京トウモロコシはストップ高。期先5月限は前営業日比800円高の2万1440円。朝方から全限がストップ高に張り付いている。連休中のシカゴ急騰に加えて連休前のシカゴ急騰に東京は反応薄だったこと、週明け時間外での急伸もあり、ストップ高は避けられない状況であった。時間外の上げを加味すれば、シカゴはここ1週間で40セント以上も急騰しており、東京はまだまだ上げ足りない状況である。大引け時点での買い注文残は合計9348枚。今晩のシカゴコーンは引け後に発表される作付進捗率を巡る思惑が交錯するだろう。特に作付遅延が顕著な主産地アイオワの動向が注目されるとみる。前週もアイオワでは雨模様の天気が続き、思ったほどの作付は不可能だったと考えたい。農作業日数はせいぜい2~3日前後で、作付進捗率も20%台とみる。これからの天候は急速に作付を進めるとみられるが、コーンにとっては夏場の暑い時期の受粉というリスクが強まることになり、今後の作付進展はどこまで売り材料になり切れるかどうかだ。一気の急騰に対する高値警戒の売り材料になるだろうが、期先12月限は3.90ドルで底固めして、4ドルを挟んだ水準が居心地の良い水準とみる。
●東京大豆市場
7日の東京米国産大豆は急伸している。一般大豆期先4月限は前営業日比700円高の4万3870円、Non-GMO大豆期先4月限は同810円高の5万0180円。連休中のシカゴは10セント近くも急落したが、東京はトウモロコシストップ高の勢いを借りて朝方から大きく買い進まれることになった。シカゴ急落でもトウモロコシを買えない向きの買い場提供となってしまっており、これも仕方ない面もある。時間外では上昇しているが、連休中の上げ幅を取り戻した訳でもないが。今晩のシカゴ高をかなり先取りした面であることも留意したい。一般大豆は後場に入って出直りをみせた。前引けにNon-GMO大豆期先が下げ渋ったことが影響したとみられる。大引けの一般大豆はさらに買いを集め、全限が高値引けとなった。Non-GMO大豆も揃って期先は高値引けとなった。今晩のシカゴ大豆は自律反発の見込み。大豆もコーン同様、作付進捗率が注目されるが、大豆の作付ピークは5月中旬から下旬である。まだまだ大豆の場合、作付改善が時間的に期待できる。また、米気象庁や民間の天気予報でも今後の天候改善が期待されるなど、4月末とは状況は一変している。このため、コーンのイールド低下を危惧する向きの大豆作付シフトも加速することも十分考えられる。従って、大豆のさらなる下落につながることも想定される。週末にかけては2007年度の米国大豆の需給報告が初めて示され、その強気の内容期待もあって買い直されるだろうが、週末の天気を嫌気して知ったらしまいで売られることも留意される。まだまだコーンの脇役である。
●東京コ-ヒ-市場
7日の東京アラビカは期先中心に上昇している。期先3月限は前営業日比340円高の2万1480円。週末のNY自律反発と円安を好感して高寄りして始まった。それでも納会を控えた当限は変わらずで始まり、その後売られることに。国内の需給は過剰状態である上、生産国の輸出攻勢も止まない。不需要期に入っており、当限の1万4000円台納会も十分考えられるが。期先は玉次第の展開となった。先限が前引けに買い直される動きをみせたことで、大衆筋の値ごろ買いが膨らみ、後場に入って上げ幅を拡大していた。今晩のNYコーヒーは先行き不透明。決め手になる材料はない。納会を意識した玉整理も一服の兆しをみせており、気迷いムードが窺える。中南米やベトナムのコーヒー輸出は相変わらず高水準ながら、それを材料に大きく売られたこと、時期的に例年、ブラジルの降霜懸念を材料にするだけに売りにくいとみられる。調整をみせつつ、5月後半には大きな下落が待ち受けているとみるが。





