●東京石油市場11日の東京石油製品は上伸している。ガソリン期先11月限は前日比470円高の6万2040円、灯油期先11月限は同580円高の6万3080円、原油期先10月限は同500円高の4万8140円。東京石油製品は高安マチマチで始まった。灯油期近は市中価格の急落を嫌気して急落して始まったが、ガソリン・灯油期先はNY原油小反発もあって高寄りしている。その後しばらく揉み合いをみせたが、9時半以降にジリジリと水準を切り上げる展開に。薄商いの中、投機的な仕掛けが台頭。NYガソリンが時間外でさらに値を飛ばしたこともあり、ガソリン期先が連想買いで水準を切り上げた。前場のガソリンの出来高は何とか1万枚を上回るだけにとどまっており、薄商いが投機的な仕掛けにより敏感に反応したといえる。それでもガソリン先限の6万2000円は抵抗に。後場に入ってガソリン期近の一段安で下値を試す場面もあったが、そのガソリン期近6月限は6万3000円を維持したことで、13時半以降、急速に戻す動きをみせた。
その結果、期先も前場の高値を更新する動きをみせた。ただ、先限はそれぞれ大台が重石となっており、上げも限定的だった。ガソリン期近は引け間際に大きく値を飛ばし、それに追随して期先も高値更新を演じ、ほぼ高値引けとなっている。今晩のNY原油は反落の見込み。前日のNYガソリン急騰に対する調整も予想されるため。さて、NY原油は来週、納会週となる。納会を意識する週にNY原油は値を崩すことも多く、NYガソリン急騰で水準を切り上げた分、売られ易いといえる。また、指摘どおり、ガソリン急騰にあまり反応しないのが原油であり、その傾向は今回も続いている。NYを控えて玉整理が予想され、NY原油の60ドルも意識すべき。ガソリンと異なる値動きも十分予想される。
●東京トウモロコシ市場
11日の東京トウモロコシは期近高・期先安となった。期先5月限は前日比370円安の2万6930円。シカゴは再び急落した。週明けの時間外の高値から実に45セント前後も暴落しており、シカゴ急落でも下げ渋っていた東京の大幅安、概ねストップ安も予想されていた。しかしながら、朝方ストップ安となったのは1月限のみで、それも出来ストップ安にとどまった。その後はこれまで通り、下値から急反発し、今回もシカゴ急落に反応薄。実にわかりにくい相場展開を本日もみせている。後場に入って期近7月限が急伸へ。弱気筋の踏み上げが影響している。買い戻したいために大量の買いをみせるが、その後買いを引っ込めるなどしており、なかなか悪抜けしない。内部要因の急伸といえる。期近は大きく急伸して引けたが、期先は後場に値を消している。それでも寄り付きと比較すればかなり上昇している。今晩のシカゴコーンは一段安も予想したい。今晩の発表内容はコーンにとって弱気な内容である。2007年度の期末在庫が10億ブッシェルを上回ることになれば、当然弱気に評価されるだろう。また、週末から週明けにかけても作付に理想的な天気が続くようで、週明けの時間外の一段安を想定したい。また週明け発表される作付進捗率も平年並に回復しているとみられる。従って、週明け以降も弱気な発表が目白押し。期近5月限は週明け納会を迎えるが、その後のサヤ滑りも意識され、ファンド資金の流出は続くとみる。
●東京大豆市場
11日の東京米国産大豆はマチマチで引けた。一般大豆期先4月限は前日比120円高の4万4140円、Non-GMO大豆期先4月限は同150円高の5万0120円。シカゴコーン急落の影響でNon-GMO大豆もトウモロコシ安に追随安となった。その後はいつものパターン通り、トウモロコシの動きに左右される展開となった。一般大豆も同様にトウモロコシ次第で、大豆の独自性は失われている。一般大豆先限は高値引けとなったが、時間外の堅調地合いと今晩発表される米農務省の需給報告に対する期待もあって買い進まれることになった。大衆筋の買いが相場を押し上げていた。Non-GMO大豆もマチマチで引けたが、期先は高値引け。一般大豆先限と同じ要因で買い進まれたとみられる。今晩のシカゴ大豆は確っかりか。とりあえず、強気の需給報告が期待されており、特に新穀大豆の上昇が期待される。問題は上昇したとしても長続きをみせるかどうか不透明。大豆にとっても作付に理想的な天気が予想されており、週明け発表される大豆の作付進捗率は弱気な内容になるとみられている。従って週末に上昇しても週明けの時間外から売られることも考慮すべき。大豆の作付はこれからが本格化する時期であり、コーンがから大豆へ作付の比重を大きくするとみられるだけに、荷圧迫も予想される。とりあえずは今晩の発表を見極めたいが。
●東京コ-ヒ-市場
11日の東京アラビカは7月限を除き小幅上昇している。期先3月限は前日比40円高の2万1640円。NY小幅続伸の中、東京は薄商いの中、マチマチで推移していた。ここ最近はロブスタが主役であり、前日の急騰で東京市場でも高値警戒はあった。また、アラビカの当限納会での供給不安はなく、本日当限は軟調な展開をみせ、期先までの弱材料になっていたのは確か。その当限が後場2節に値を飛ばしたことで、期央以降は買われ易くなり、水準を切り上げていた。ただ、週末要因で一段と商い自体低迷しており、積極的な仕掛けはみられなかった。今晩のNYコーヒーはロンドン次第。NY市場での変動要因は乏しく、ロンドンの値動きに左右される。というよりもロンドンの上昇が支えになって下げ渋っているといえる。1.07ドル台までの上昇は十分考えられるが、その後は再び売られるだろう。時期的にはこれから下降トレンドに入る傾向が強い。ブラジルの降霜懸念が期待外れに終わるため。いつ1ドルを下回ってもおかしくはない状況ともいえるが。





