国内マーケット情報

●東京石油市場
18日の東京石油製品は総じて下落。15時半現在のガソリン期先8月限は前日比80円安の5万3320円、灯油期先8月限は同100円安の5万0120円、原油期先7月限は同60円安の4万3870円。薄商いの中、東京石油市場は狭いレンジの取引をみせていた。朝方はNY金の急落が心理面での売り材料になるとみられていたが、NY原油続伸や円安を受けてガソリン・灯油とも買い進まれた。特に灯油は雪の影響もあって打診買いもあったようだ。しかし、NY金の一段安を目の当たりにしてガソリン先限はようやく5万3600円台か値を消し、5万3300円台まで売られる展開もみせた。ユーロ急落でNY原油が急落していたものの、それ以上の下げはみせず、昼前にはガソリンはまたプラス圏を回復する場面をみせるなど、NY金の出直りを好感するような動きをみせていた。昼前からガソリン先限は5万3500円を挟む動きをみせている。14時以降、ジリジリと売り込まれていたが、NY金と原油の地合い悪化を受けた動きで、14時半まではガソリン・灯油とも全限がマイナス圏に沈む動きをみせた。朝方に続く期先の下落であるが、全限のマイナス圏は本日初めてともいえる。

さて、こうしたこう着した展開を続けているため、一段と流動性に欠ける市場と化している。人気離散に拍車をかけている。引けにかけてガソリンは下げ幅を拡大していた。今晩のNY原油はEIAの在庫統計で、石油需要の動向がポイントになるだろう。昨年12月から石油需要が低迷し、日量平均で1900万バレルを下回っていたが、前回の発表で久しぶりに1900万バレルを上回った。ここまでの低調が影響したとみられ、また1900万バレルを割り込む可能性がある。需要が低迷の中、過去との在庫水準は比較にならず、実際の需要が今後とも重要視されるとみる。ちなみに、原油やガソリン在庫は100万バレル以上も増加するとみられている。米景気回復期待でNY原油は78ドル台を示現しているが、ここまで何度も景気回復期待で上昇しており、その後失望で急落してきた。今回もそのパターンにあたり、78ドルを高値にして75ドル前後までまた売り直されるとみる。貴金属の動きは心理面での売り材料になるだろう。

●東京トウモロコシ市場
18日の東京トウモロコシはシカゴ急落・金大幅安を嫌気して反落。期先3月限は前日比170円安の2万0800円。シカゴ急落とNY金の時間外での大幅安もあり、東京トウモロコシも反落している。円安で下げ渋る動きを朝方みせたが、NY金の一段安や円安一服の為替もあり、その後期先は下げ幅を拡大する動きとなった。前日まで強引に買い進まれた面もあり、その反動といえるが、上げの材料にされていたファンド筋の買い戻しは限定的で、買い戻した場合でも先限に乗り換えの動きをみせるなど、戻りを抑制する手口も一段安を演じることになったとみられる。後場に入って時間外の戻りを好感した売り方不在の状況となり、安値から比較的大きく戻している。シカゴ急落を解消した訳でもないが、まさに閑散に売りなしの状況となった。大引けは実需筋の売りもあって先限は売り直されたが、全般に下げ渋りの印象が強い。今晩のシカゴコーンは荷圧迫から続落を期待したい。期待通り、3.70ドルが壁になり、3.60ドル割れをみせる場面もあった。前日の上げは買い戻し中心だったが、この急落では新規売りが幅を利かせたという。南米の供給も当初見通しよりも大幅に増加しそうで、米国の潤沢な在庫と重なり、相当な売り圧力になるだろう。来週には月末の第一回受け渡し通知日を前にしたインデックスファンドの整理売りも売り材料となって、今度こそ3.50ドルを終値ベースでも下落するとみる。流れはまた下向きに。チャート上ではボリンジャーバンドが急速に縮小しており、今後の流れる方向にトレンドを形成する可能性も出てきた。3.50ドルを割り込めば3.30ドルを視野に入るとみる。

●東京大豆市場
18日の東京米国産大豆は薄商いの中、小幅安にとどまる。一般大豆期先2月限は前日比100円安の3万9670円、Non-GMO大豆期先12月限は同290円高の4万7240円。シカゴ急反落も円安も手伝って市場の反応は限定的で、朝方から下げは限定的となった。NY金急落で市場ムードが悪化した分、売られたといえるが、金の下げは一服すると、前引けにかけて戻しをみせ、時間外の新穀上昇を受け、後場にはさらに戻りをみせ、期先は前日とあまり変わらない値位置まで戻していた。商いも低調で、閑散に売りなしが下げ渋り要因だったともいえる。時間外の戻りはあくまでも薄商いの中での自律反発に過ぎないとみられる。それでも閑散に売りなしの影響は無視できず、期先12月限は後場2節にプラス圏に入る動きをみせた。大引けでは円高も進行したが、反応はイマイチ。期先12月限はマイナス圏に沈んだもの、わずかである。買い玉整理が遅れ、内部要因は悪化したとみる。今晩のシカゴ大豆は一段安を期待したい。南米の大豊作に変わりなく、米コーンベルトの天候回復による荷圧迫も売り材料となって9.50ドルをさらに大きく下回るとみる。シカゴは9ドル割れから大きく戻りをみせたが、大雪による供給タイト影響していたが、その雪も目先は解消され、荷圧迫が再現し始めている。当然、荷圧迫から元の水準に戻る動きをみせると考えたい。結果的に売り場を提供したとみて、期近3月限で9.30~9.20ドルを期待したい。ドル高も売り材料に評価されるとみる。18日、19日の年次農業フォーラムでは2010年度の米国大豆の作付面積とイールド、期末在庫に注目したいが、先日発表されたベースラインを基にして算出されれば、意味のない内容とみられる。

●東京コ-ヒ-市場
18日の東京アラビカは反落。期先11月限は前日比180円安の2万1720円。円安よりも海外安や時間外でのNY金を嫌気して東京は期先から値を消していた。その後のNY金の一段安を目の当たりにして前引けにはさらに値を消していた。前日、短期勝負での先限売りを前日指摘したが、正解だったといえる。前場ですでに買い戻ししており、ここからはまた様子見となる。先限は大引けに寄り付き水準まで戻す動きをみせたが、そこでまた売られてしまった。今晩のICEコーヒーは期近3月限の第一回受け渡し通知日を迎える。玉整理は一巡するものの、生産国の売りが膨らむ時期にも入る。いままで売りを手控えていただけに売りが再燃すれば、当然重石となる。これから不需要期に入るため、この売りも圧迫要因といえる。期近5月限の値位置として1.30~1.40ドルが居心地の良い水準とみているようだが、1.30ドルイ割れは期近3月限は納会してからか。

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