国内マーケット情報

●東京石油市場
24日の東京石油製品はNY原油・ダウ急落を映して大幅続落。15時半現在のガソリン期先8月限は前日比1120円安の5万4310円、灯油期先8月限は同1010円安の5万1260円、原油期先7月限は同1000円安の4万4400円。NY原油やダウの急落や円高進行から、東京石油市場は大幅続落を演じている。米国の消費マインド悪化がNY原油やダウの地合いを悪化させており、結果的に80ドルの戻りは売り場提供になったといえる。前週末から週明けに強引に買い進まれた東京石油製品だっただけに、1000円以上の下げも当然とみられた。そんな中、灯油がまた下げ渋りをみせ、昼にかけての戻りのけん引役になったといえる。石油連盟の供給統計で、厳しい冷え込みが影響したためか、灯油の出荷が急増したためと考えられる。

ただし、これから春を迎え、気温の上昇に伴い、灯油の出荷も急減するだけに、本日の下げ渋りは今後の反動安につながるとみている。ガソリンは5万4000円を維持しつつ、昼には5万4300円台まで戻したが、日経平均株価の急落地合いに変化がないことあり、13時前から次第にまら売り直されている。NYダウ先物や上海株の戻りには反応薄。14時から再開した上海株の動きも緩慢で、東京石油市場は狭いレンジで推移することになった。結局、期先はガソリン中心に売り込まれたが、灯油の下げ渋りや時間外の戻りが夜間取引の出直りにつながるとも考えられる。夜間取引ではNYダウの動きをバロメーターにしたいが。今晩のNY原油は仏トタルの状況次第だが、米国の消費マインド悪化やガソリン需要の低迷から、戻り売り基調に入ったとみる。NY原油の80ドル台示現があってもまた売り直されるとみられる。3月にはまた米雇用統計などの重要な経済指標の発表が控えており、売り材料になるとみる。出口戦略は景気回復というよりも余剰資金の吸収とみられ、その意味でNY原油市場からの資金引き揚げも避けられないだろう。世界の景気の先行きが不透明になる中、NY原油は75ドル割れでもおかしくはない実勢といえる。目先、バーナンキ米FRB議長の議会証言とEIAの在庫統計での石油需要に注目。

●東京トウモロコシ市場
24日の東京トウモロコシは反落。期先3月限は前日比210円安の2万0980円。シカゴ急落や円高進行で東京は反落している。それでも朝方の円高水準よりも円相場が持ち直していること、時間外でのコーンの反発の動きもあって、意外に下げ渋ったといえる。前日、シカゴ急伸でも東京は上げ渋っており、それともバランスと取ったともみられる。商い自体は引き続き閑散としており、様子見ムードが支配的だったといえる。後場に入って期先1月限がファンド筋の乗り換えの買い戻しの影響で比較的大きな戻しをみせた。ただ、先限は乗り換えの売りを浴びたことで、サヤを売られ、前引けとあまり変わらずで後場寄りしている。このため、1月限のサヤが買われる格好となった。大引けは期央まで高値引けに。期先はやや値を消したが、それでも大きく戻しており、一般大豆とは対照的だったといえる。今晩のシカゴコーンはテクニカル面での正念場を迎えている。期近3月限の取組は順調に減少し、インデックスファンドの乗り換えの動きも順調に進んでおり、期待されたインデックスファンドの整理商いによる2月下旬の急落は肩透かしとなる可能性が高まっている。一方、期近3月限の3.70ドルで生産者の売りがみられ、目先の上値抵抗ともみられる。ただ、4ドルでの生産者の売りで急落後、また4ドル台を回復した動きもみせた経緯もあるだけに、テクニカルな動きが生産者の売りを吸収することも想定される。まずはテクニカルな動きに注目したい。まだ、先行き不透明な展開が続くとみられるが、供給過剰や2010年度の作付面積急増かたがた、テクニカルな買いで押し切られても、その分、売り直されるとみる。

●東京大豆市場
24日の東京米国産大豆は期先中心に下落。一般大豆期先2月限は前日比760円安の3万9430円、Non-GMO大豆期先12月限は同640円安の4万6830円。東京は反落し、期先は4万円を下回ることになった。今週に入って大衆筋の値ごろ買いに支えれ、週末のシカゴ安やその後の円高にも反応しなかった分、急落も期待されたが、下げ渋ったとの印象は強い。時間外の戻りや円高一服もあり、さらには時間外高で大衆筋の買い辛抱が下げ幅を抑制したとみる。先限では買い方大手の整理売りだけが目立っていた。後場に入ってトウモロコシの期央の戻りに動意を示すとも考えられたが、期近を除き売り直された。時間外の大豆の上げ幅縮小と前引けに比べて円高気味であることが売り材料になったとみられる。トウモロコシの戻りが目立っていたが、一般大豆は期先中心に売りを浴びて安値引けとなった。ファンド筋の売り以外に実需筋や投機筋の売りがみられたことから、手口の悪さが影響したといえる。売りはそのままで、明日の3万8000円台もみえてきた。今晩のシカゴ大豆は続落を期待したい。シカゴ引け後に発表されたアルゼンチンの大豆生産高はさらに上方修正されており、ここにきての豪雨や洪水の影響は極めて限定的としている。市場では5500万トンを越えるとの見通しもでている程である。ちなみに2月の需給報告におけるアルゼンチンの生産高予想は5300万トンだった。テクニカルな買いで急伸する場面をみせたシカゴ大豆だったが、結果的に売り場を提供することになり、月末にかけて一段の整理商いが見込まれる。その意味で25日朝発表される成約高がポイント。低調な成約高が続いているが、市場の反応がイマイチ。そのしっぺ返しも考えておきたい。期近5月限で9.50ドル割れとみる。

●東京コ-ヒ-市場
24日の東京アラビカはマチマチ。期先11月限は前日比150円高の2万1640円。海外高の中、円高や市場の下落もあって期近を除き下落して始まったが、市場に対する関心の薄さもあり、朝方から見送られていたようだ。そのためか、玉次第の動きかたがた、前引けの動きはばらばらで、マチマチで前引けしている。後場に入っても内部要因の動きを強め、期先は大引けに上伸している。強引に買い進まれることになったが、割高といえるものの、この水準での仕掛けはリスクが高い。今晩のICEコーヒーは月末要因を意識した調整局面とみる。他市場に追随した展開に変わりないが、決め手難だけに、小動きも想定される。3月に入れば、ますます不需要期を意識するだけに、期近5月限の1.30ドルは仕方ないだろう。昨年3月には1.00ドル台まで売られたが、今春は1.20ドルも意識されるだろう。大勢の流れは弱いとみる。

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