●東京石油市場
25日の東京石油製品は期近高・期先安。15時半現在のガソリン期先8月限は前日比190円安の5万4120円、灯油期先8月限は同290円安の5万0970円、原油期先7月限は同260円安の4万4140円。NY原油やNYダウ急伸を好感して序盤は大きく買い進まれ、状況次第では1000円前後の上げ幅も期待されたが、10時からの急激なユーロ安と円高進行でその先高期待も打ち砕かれ、その後の大崩れを強いられることとなった。輸出需要が旺盛なことからガソリン期近は急伸していたが、期先にかけては他市場のムードや円高に敏感に反応し、ガソリン・灯油とも昼には期先がマイナス圏に沈むこととなった。NY原油は80ドル台を死守する動きをみせていたが、ユーロ安を無視できず、昼から80ドル割れを強いられ、13時過ぎに下げに拍車をかけ、79.50ドル台まで値を消してしまった。
東京ガソリン先限は5万4000円台まで売られ、朝方の高値からほぼ1000円の下げをみせた。日中取引での1000円の値動きがひとつの判断材料だけに、その後下げは一服。14時から再開した上海株は引き続き堅調地合いをみせたこともあり、東京市場の売りも一服したようだ。15時以降、円高がまた進行し、NY原油の地合い悪化の動きもみられたため、石油市場期先は売り直されたが、期近の強調地合いは続いていた。今晩のNY原油は米耐久財受注が強気の数字になれば、上げに弾みが付く可能性もある。時間外でユーロ安の中、原油は80ドルを維持しているが、耐久財受注に注目しているためともいえる。米国でのガソリン需要にも変化の兆しもあり、NY原油はドル高・ユーロ安でも底固い展開も想定される。かなり弱気な耐久財受注となれば、78ドル台までの下げもまた想定しておきたいが。
●東京トウモロコシ市場
25日の東京トウモロコシは上伸後、急落。期先3月限は前日比130円安の2万0850円。シカゴは前日の下げ幅を取り戻す急反発を演じたものの、東京市場では急激な円高進行がネックとなり、失望売りを誘って朝方の高値を維持できず、上げ幅縮小の動きをみせた。時間外のコーンが朝方から軟調だったこともあり、朝方から買いは手控えられたものの、それ以上にその後の買い方不在が相場の軟化に寄与したといえる。後場に入ってさらなる円高やNY金・原油の時間外での下げを目の当たりにしたことでマイナス圏に値を消し、後場寄りから先限は2万1000円割れとなった。円高は一服したものの、NY原油や金の地合い悪化からさらに売り込まれ、後場2節は全限がマイナス圏に沈んだ。大引けは先限を除き安値引けに。売り方の買い戻しもみられたが、投げ売りが出て、期央は大きく売られていた。シカゴ急伸を忘れるような下げで、行き過ぎともみられる。今晩のシカゴコーンはテクニカルな買いに続伸か。前日の下げ幅を早々に取り戻すなど力強い動きをみせた。生産者の売りをこなしての上昇であり、さらなる上昇も期待しておきたい。ファンダメンタルズ面での支援材料は見当たらず、市場で囃されているコーンの作付遅れを論じるには時期尚早といえる。コーンの作付にはまだ1ヶ月もある。現在の潤沢な土壌水分状況は作付に理想的とみられるが、現在は上昇したための買い材料となっており、売り材料に評価されていないようだ。週明けの高値を上抜けば、新穀12月限で4.20ドルを試す可能性もある。取引中心限月である期近5月限では3.9575~4.0300ドルに穴が開いており、その穴埋めも考慮しておきたい。その後、シカゴはまた弱基調へ。
●東京大豆市場
25日の東京米国産大豆は期先にかけて大きく売り直された。一般大豆期先2月限は前日比380円安の3万9050円、Non-GMO大豆期先12月限は同280円安の4万6690円。シカゴは逆ザヤ修正の動きの中で新穀中心に戻りをみせた。そのシカゴ高を受けて東京は買い戻しかたがた、高寄りして始まったが、NY金安を嫌気したためか、大衆筋の買いもイマイチだったといえる。その後、時間外の大豆安以上に円高やNY金・原油の値崩れの心理面でのダメージは大きく、売りが売りを呼び、前引けから期先はマイナス圏に沈み、後場には下げ幅を拡大している。他市場の地合い悪化の中、大豆の実勢悪も手伝って値ごろ買いの動きはなく、ヤレヤレの下げを強いられることになったといえる。ここまで盛んに売りを指摘してきただけに売り方にとっては好都合といえる。ようやく4万円での値ごろ買いを仕掛けた大衆筋の投げが台頭した模様。大引けの一般大豆は3万9000円割れとはならず。売られ過ぎ警戒の買い戻しが広がったためだが、売り方にとって売りを軽くするための買い戻しには好都合だったといえる。今晩のシカゴ大豆は朝方発表される成約高が注目されるが、月末要因の調整かたがた、もみあいも。前日、中国による南米産の成約があり、大豆が大きく売られる場面もあったが、成約高の低調な状況がまた認識され、売り込まれることも想定される。ただ、テクニカル優位の展開から買い戻しにつながれば、その後の切り返しも考えられる。月末要因の戻り歩調をみせるも留意しておきたい。南米の輸出攻勢が今後活発化する時期だけに、現在のシカゴの大豆の水準ではかなり割高といえるが、売り直されるのは3月に入ってからか。
●東京コ-ヒ-市場
25日の東京アラビカはマチマチ。期先11月限は前日比290円安の2万1350円。東京は玉次第の動きで推移している。先限は機関店のまとまった手仕舞い売りを吸収できず、下落して始まった。急激な円高の中、前日強引に買い直された反動ともいえるが、その先限安を嫌気して前引けでは期先11月限もマイナス圏に値を消している。後場寄り前に急激な円高と時間外でのNY金や原油の値崩れもあったが、東京アラビカの反応はあまりなく、蚊帳の外に置かれたままだった。大引け期先はようやく反応して売られたが、それでも前日の戻りを踏まえると下げは不十分といえる。今晩のICEコーヒーは引き続き狭いレンジのもみあいになりそうだ。月末要因のポジション調整の中、新規材料を見出せないコーヒーにとっては模様眺めムードが支配的になるとみるべき。3月以降の不需要期入り本格化を踏まえると、調整後はまた売り直され、期近5月限の1.30ドル割れも想定しておきたい。その動きは3月に入ってからか。


