国内マーケット情報

●東京石油市場
26日の東京石油製品は海外安を嫌気して下落するものの、下げ幅を縮小して引けた。15時半現在のガソリン期先8月限は前日比590円安の5万3530円、灯油期先8月限は同610円安の5万0360円、原油期先7月限は同650円安の4万3490円。NY原油急落を嫌気して東京石油市場は大きく値を消している。朝方はNYダウが引けにかけて下げ幅を縮小したこともあり、意外に下げ渋っていたが、不需要期限月の発会となったガソリン先限が売り直され、下げ幅を総じて拡大する場面もあった。対照的に需要期限月となる灯油先限は大きくサヤを買われて発会している。さて、NY原油はユーロ上昇を受けて大きく水準を切り上げ、78ドル台半ばまで買い進まれ。当初、東京市場の反応は乏しく、特に新甫発会したばかりの先限の5万3000円を壁にした動きが戻りを鈍くしていた。しかしながら、NY原油の急伸は無視できず、東京ガソリン・灯油とも昼にかけて下げ幅を縮小し、安値から600円前後の切り返しをみせた。

昼以降、買い戻しの動きも一服。ユーロ上伸局面でもNY原油の反応は乏しく、東京市場の買いにはつながらず。結局、昼以降は用なし状態だったといえる。今晩のNY原油は78ドル台が戻り一杯と考えられるが、LMEカーブの銅急伸が買いを誘って79ドルを示現する動きも考えられる。ただ、米国の消費マインド低迷を警戒して前日示現した77ドルは通過点とみるべきでは。3月に入れば米国でもガソリンの需要拡大が意識されるものの、好調を維持することは難しいと考えたい。3月最初の週には米雇用統計も発表され、厳しい内容も想定され、それを意識して次第に下値を切り下げることになるだろう。3月半ばに提出期限を迎えるギリシャの再建計画だが、これも現時点では困難な状況とみられ、原油の圧迫要因に。80ドル台を買うという状況になく、70ドル台での推移との認識が支配的では。その意味で78ドル台はまだ高いとみる。

●東京トウモロコシ市場
26日の東京トウモロコシは反発。期先3月限は前日比170円高の2万1020円。東京は期近安・期先高で始まった。シカゴは下落しているが、下げ幅は限定的で、引け味も良い。前日かなり強引に売られた反動もあり、東京期先は買い戻されてしっかり。その後、時間外のコーン高を受けて期先は上げ幅を拡大したものの、時間外の大豆の軟調地合いを嫌気する格好で前引けの上げは一服。この水準では明らかに物足りない上昇といえる。後場に入って期先にかけてやや買い直されたが、堅調な時間外のコーンの地合いを好感したためとみられる。それでも先限は2万1000円示現に抵抗をみせたため、その他期先の伸び悩みにつながったとみられる。後場に入って期先でのファンドの買い戻しがみられなかったが、週明けの先送りされたといえる。先限はようやく2万1000円台を大引けに示現したが、全般に上げ足りない印象である。今晩のシカゴコーンは反発を期待したい。反落したものの、前日の上げ幅の半値押しにも至っていない。上げ下げを繰り返しているものの、水準を切り上げているのも確かといえる。懸念されたインデックスファンドの整理商いによる下げも、インデックスファンドの乗り換えがスムーズに行ったようで、逆にインデックスファンドの強気スタンスが目立ったといえる。市場では3月から始まる天候相場の序盤戦を意識した動きともみられる。また、期近5月限では4ドル前後にチャート上での穴が開いている。この穴埋めを目指す可能性もあるだけにテクニカルな買い有利の展開を想定している。

●東京大豆市場
26日の東京米国産大豆はマチマチ。一般大豆期先2月限は前日比130円高の3万9180円、Non-GMO大豆期先2月限は同210円高の4万6900円。シカゴ期近急落から、下げ渋っている東京期近の急落も想定されたが、大きく売られたのは先限で、3万9000円割れで始まった。さすがに期近も売り込まれ、下げ幅を拡大しているが、下げ渋りに変化はない。国内の需給タイト感はなく、歪な格好ともいえる。さて、期待通り、先限は3万9000円を割り込んだものの、シカゴ市場での逆ザヤ修正で新穀限月の下げ渋りかたがた、先限の下げも限定的。後場に入って時間外大豆の下げ渋りも手伝って買い戻しの流れにつながり、期先は小幅高となって先限は3万9000円台を回復している。その後も期先はジリ高をみせ、一般大豆期先3限月はプラス圏での高値引けとなった。朝方の買い戻しは正解だったといえる。時間外の大豆は戻りをみせていたが、月末要因の調整の動きでは。今晩のシカゴ大豆は期近中心の下げが継続するとみられるが、週末・月末要因の中、逆ザヤ修正の動きが加速し、期先は下げ渋るとみられる。米国大豆の需要不振は一層深刻化しており、中国も南米産へのシフトを公表している。期待された圧砕高も弱気な内容だったことから、一段と米国大豆の置かれた立場は厳しいといえる。3月に入って期近は9ドル割れを試すとみたい。ちなみにアルゼンチンロザリオ穀物取引所の大豆期近5月限はブッシェルベースに直すと6ドル前後となる。一概に比較はできないが、かなり割高なシカゴの水準であることは明らかで、シカゴ期近のプレッシャーになり続けることになりそうだ。

●東京コ-ヒ-市場
26日の東京アラビカは総じて下落。期先11月限は前日比160円安の2万1190円。海外急落もあり、東京は総じて下落している。期央中心に売られたが、期先の下げは限定的で、先限は2万1000円を維持する動きをみせている。この水準を売る向きはあまりなく、期先の下げ渋りに寄与したとみられる。期先の下げ渋りが影響してその後期央中心に下げ幅を縮小している。そのためか、先限も下げ幅を縮小していた。さて、期近3月限が急落しており、今後のサヤ滑りのキッカケにもなるのでは。サヤをみれば、先限の2万1000円割れもいかしくはない。今晩のICEコーヒーは週末・月末要因かたがた、自律反発も考えたい。ここ最近、急落後、自律反発をみせるパターンが続いているためで、期近5月限で1.30ドルを挟む展開が想定される。3月に入れば不需要期が一層認識される状況となる。焙煎業者の買いにもかかわらず前日値を消したように、焙煎業者の買いが売り場提供になってしまうことも多々ある時期といえる。昨年は3月半ばに安値を示現したように、時期的にはズルズルとこのまま水準を切り下げ、1.20ドル台前半も考えておきたい。

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