国内マーケット情報

●東京石油市場
1日の東京石油製品は上伸するものの、人気低迷で上値が重い。15時半現在のガソリン期先9月限は前週末比840円高の5万3890円、灯油期先9月限は同780円高の5万1700円、原油期先7月限は同650円高の4万4140円。週末のNY原油急伸と週明けの堅調な展開を好感して東京石油市場は軒並み上伸している。NY原油はLMEやNYの時間外の銅急伸を好感して連想高の動きをみせていた。10時前には80.61ドルまで買い進まれ、朝方の安値から1ドル近い急伸である。ただ、10時以降、ユーロ安を嫌気して上げ幅を縮小し、80ドルを意識する動きをみせた。東京市場での買いも一服していたが、上海株の上伸を好感して買い直され、高値水準を維持する展開をみせた。14時から再開した上海総合株価指数は1%以上の上昇をみせ、東京石油市場はガソリンから朝方の高値付近まで買い進まれたが、日経平均株価の上げ幅縮小もあり、高値更新には至らず。人気低迷も上値を重くしたようだ。

15時以降には円安が進行したが、NY原油の上げ幅縮小もあり、新規買いを招くことはできず、高値更新には至らず。人気があれば、ガソリン先限で5万4000円示現もあったといえる。今晩のNY原油は80ドル台を維持する動きが期待されている。週明けのアジア市場の株高を好感するとみるが、今週5日にスタートする中国の全人代に対する思惑が強まるとみられるためである。その後の米雇用統計で知ったらしまいで売り場提供になる可能性もあるが、市場が期待するのも無理はない。米国も石油の需要期入りを意識する可能性もある。しかし、米国の雇用がなお厳しく、さらにEUの信用不安の問題は解決されないままといえる。従って、81ドル台後半はあってもその水準での上値の重さも考慮すべき。週末からは弱気に地合いが一変するとみている。

●東京トウモロコシ市場
1日の東京トウモロコシは海外高を好感して上伸。期先3月限は前週末比260円高の2万1280円。週末のシカゴ上伸と週明けの時間外高を受け、東京は上伸している。円高進行から朝方の上げは限定的だったが、前週末同様、上げ足りない印象も強く、次節では期先が大衆筋の値ごろ買いを誘って上げ幅を拡大したが、期央限月は動意薄。時間外の上げ一服もあり、前引けでは期先の買いも一巡した。さて、注目の弱気ファンド筋の乗り換えの動きもなく、期先での売りもそのまま。買い戻しによる高値誘導の動きを期待したが、前場は期待外れだった。それでも大衆筋の買いで期先の上げは結果的に予想通りだったともいえる。後場に入ってようやく期先1月限でファンド筋の買い戻しがみられ、けん引役となって上げ幅を拡大している。先限に乗り換えの動きもあったが、予想通り、ファンドの買い戻しが相場水準を引き上げている。買いはそのままで。今晩のシカゴコーンは続伸か。上げ下げの繰り返しを2月下旬はみせたが、期待通り、テクニカルな買いが主導となって水準を切り上げ、期近限月で形成しているチャート上での穴埋めを目先想定したい。期近5月限で4.03ドルまでの穴が開いているため、目先の上値目標となる。さて、市場では3月の需給報告での強気の発表やや2010年度の米国コーンの作付遅延に対する思惑も台頭し、それだけ買いたい意向が強いといえる。生産者の売りよりも現時点はテクニカル主導だけに、その流れに沿った展開とみる。勢いのある市場だけに、人気化の兆しも。

●東京大豆市場
1日の東京米国産大豆は期先が小幅続伸。一般大豆期先2月限は前週末比180円高の3万9360円、Non-GMO大豆期先2月限は同200円高の4万7100円。週明けの東京一般大豆は期先中心に買い進まれて始まった。時間外の上伸に加えてNY原油の上伸も支えになって大衆筋の値ごろ買いを誘っていた。ただ、時間外で大豆の上げが続かず、前引けの取引前にはマイナス圏まで売られる場面もあり、堅調だったNY原油もユーロ安などで上げ幅を縮小しており、前引けの一般大豆は上げ幅縮小の動きを強いられることになった。後場に入ってトウモロコシ期先上伸を好感して期央にかけて一般大豆も戻しているが、先限はつなぎ売りや時間外安もあって逆にさらに値を消してしまった。トウモロコシを買っている向きのヘッジ売りもあって時間外の大豆の出直りでもさらに一般大豆先限が売り込まれ、上げ幅を縮小してしまった。大引けの一般大豆は期央は値を沈めたが、期先はやや戻している。いずれにせよ、高値から値を消しており、実勢悪から買いは続かなかったといえる。今晩のシカゴ大豆は自律反発の動きが続きそうだが、コーンや小麦のテクニカルな買いが大豆の自律反発を誘う可能性が支援材料といえる。大豆独自の材料では買えず、反落してもおかしくはないが。南米の大豊作や米国の需要低迷の動きに変化はないが、時期的には売り疲れも感じられ、下値を追ってまで売るというよりも戻りが売られる相場展開が想定される。南米のストライキのリスクを警戒するのはまだ先だが、ひとまず戻りをみせ、その後売られるとみる。期近5月限で9.70ドルまで戻りは仕方ないとみるが、その後はまた9.50ドル割れも考えておきたい。

●東京コ-ヒ-市場
1日の東京アラビカは薄商いの中、上昇している。期先11月限は前週末比490円高の2万1680円。週末の海外高を受けて東京は上伸を演じた。期先の上げは限定的で、新規買いもなかったためといえる。それでも前引けにはNY原油の好調地合いを好感する格好で期先は打診買いに水準を切り上げ、上げ幅を拡大している。後場に入っても上げ幅を拡大し、急伸につながったが、薄商いが影響したのは明らか。大引けには全限が高値引けとなったが、トウモロコシの強調地合いが好感されたともみられる。今晩のICEコーヒーは反落か。月末要因から前週末は反発しているが、前日の急落に対する調整に過ぎない。3月からは不需要期を意識する時期に突入するだけに1.30ドルを取引中心限月である期近5月限もまた割り込むとみる。ブラジルやベトナムの売り攻勢から1.25ドル割れも3月半ばには想定しておきたい。焙煎業者の買い支えも限定的とみられている。

お薦めサイト