国内マーケット情報

●東京石油市場
 2日の東京石油製品は反落して引けた。15時半現在のガソリン期先9月限は前日比520円安の5万3370円、灯油期先9月限は同560円安の5万1140円、原油期先8月限は同690円安の4万3680円。
 急落しているが、狭いレンジで推移しており、ガソリン期先の日中取引のレンジは200円をわずかに越える程度だった。NY時間外の動き自体も狭いレンジで推移していた。さて、豪中銀の利上げかたがた、円安を意識した戻りで序盤は戻りを助長していたが、ガソリン先限で5万3400円台前半が戻り一杯に。ユーロの不安定な動きがみられたこともあり、強引な買いを呼び込むことはできなかったといえる。下値でも大量の買い注文が待ち構えており、なかなか5万3300円を大きく割り込む下げには至らず、5万3300円台での動きがほとんどだったといえる。

14時台に日経平均株価が買い進まれたものの、上海総合株価指数は売り込まれ、NY原油も軟調地合いをみせていた。しかし、東京ガソリンではまとまった買い注文が安値でみられ、5万3290円割れには相当な抵抗をみせたといえる。15時にかけてNY原油はさらに値を消したが、東京市場の下げ渋りは異常だった。この反応しない状況では、ますます仕掛けは見送られ、市場の空洞化を促進することになる恐れもある。結局、強引に下げ渋った市場といえる。
 今晩のNY原油は軟調な展開を期待したい。世界的な景気に対する不透明感が高まる中、楽観的なムードで80ドル台を示現したが、結果的に80ドル台を維持することはできなかった。現在のファンダメンタルズを踏まえると75ドル割れでもおかしくはないが、中国・全人代への期待もあり、下げ渋ることも想定される。さて、前日NYダウが上伸したにもかかわらず、原油は大きく売られた。それだけ実勢悪が過小評価されてしまったとみる。米雇用統計後に75ドル台まで売られ、次週はギリシャ問題を警戒して70ドル台前半へ。

●東京トウモロコシ市場
 2日の東京トウモロコシはシカゴ急落を受けて反落。期先3月限は前日比170円安の2万1110円。
 週明けのシカゴ急落を嫌気して東京は反落している。シカゴの下げ幅を踏まえて大幅安も想定されたが、買い辛抱に加えて先限での一部強気筋のまとまった買いが支援材料となって下げ渋りをみせたといえる。時間外は大豆の不安定な動きと異なり、堅調な展開をみせていたが、それを材料にした買いというよりも内部要因で下げ渋ったとみるべき。後場に入り、時間外の上げ幅縮小もあり、売り直されることに。NY金や原油の足取り悪化も売りを誘ったとみられる。大引け前には時間外の戻りもあったが、反応は限定的。
 今晩のシカゴコーンは自律反発も考えられるが、再びテクニカル面での勢いを取り戻すことができるかどうかあポイントといえる。前週末の急伸によってテクニカル面での強さが浮き彫りになったとみられたのも束の間、週明けにはその上げ幅を打ち消してしまった。その大陰線が気がかりで、ファンド筋のスタンスを探る日柄が続きそうである。小麦急落がコーンの地合いを悪化させているが、その一方でコーン売り・大豆買いのスプレッドの動きもみられる。そのスプレッドが拡大するかどうかも見極めたい。週明けの急落でシカゴコーンは分岐点に差し掛かったと考えられる。

●東京大豆市場
 2日の東京米国産大豆は薄商いの中、マチマチ。一般大豆期先2月限は前日比60円高の3万9420円、Non-GMO大豆期先2月限は同40円高の4万7140円。
 薄商いの中、東京一般大豆は期先を除き冴えない動きとなった。シカゴはスプレッドの買いもあって小幅高となったが、東京市場の評価は乏しく、買い方不在も手伝って期近から売り込まれることになった。先限は大衆筋の買いも手伝って小幅高で始まったが、次節では時間外安を嫌気して上げ幅を解消した。前引けでは時間外の切り返しもあってまた買い直されたが、その他期先は前場の安値付近で前引けしていた。後場に入って先限を除き時間外の下げ幅拡大で売り込まれたものの、先限はプラス圏を維持していた。後場2節には期先において順ザヤに戻している。シカゴ新穀限月では順ザヤを形成しており、このサヤ関係は自然といえるが、期央まではヤレヤレの売りで値を消していた。先限はプラス圏で引けたが、それにしても商いが極めて少ない。この状態での値が跳ぶリスクを今後警戒すべきかも知れない。
 今晩のシカゴ大豆はブラジルの収穫遅れを警戒してさらなる戻りも想定される。実勢はまだまだ良くないが、ここまで収穫遅れが懸念されることはあまりなかった。前回のまとまった雨確認されたが、その後は乾燥した天気となり、シカゴの圧迫要因になってしまった。今回は雨がしばらく続くとみられるためである。それでもこれまでに主産地であるマトグロッソやパラナでは順調に収穫が進展していることもあり、収穫遅れが長く影響して支援材料になるとも考えにくい。まずは自律反発の動きとみるが、大勢の流れはまだ弱く、大豆買い・コーン売りのスプレッド解消が圧迫要因になってしまうだろう。

●東京コ-ヒ-市場
 2日の東京アラビカは海外高に反して急落している。期先11月限は前日比460円安の2万1220円。
 前日強引に買い進まれて高値引けとなった東京は反動安かたがた、急落して始まった。買い方の整理商いが影響したようで、空洞化の中、その整理商いを受ける買い方不在が下げ幅を大きくしたといえる。先限の値崩れを嫌気してその他限月は下げ幅を前引けに拡大したが、先限は小幅戻している。いつものパターンだが、まとまった投げが出た後、戻す動きをみせている。ただ、本日はこれまでのパターン通りとはならず、大引けに売り直されてしまった。安値引けとなり、資金引き揚げの動きが重石になったと推測される。
 今晩のICEコーヒーは狭いレンジの中での小動きも予想される。新規の手がかりが見当たらないためであるが、時期的には不需要期を意識した売り先行の展開を今後は想定したい。5月限で1.30~1.28ドルが下値支持となっているものの、今後1.28ドルを割り込み、3月半ばには1.25ドル割れも意識しておきたい。戻り売りの地合いが続くとみる。

お薦めサイト