●東京石油市場
3日の東京石油製品はガソリンがマチマチ、灯油がしっかり。15時半現在のガソリン期先9月限は前日比110円高の5万3480円、灯油期先9月限は同170円高の5万1310円、原油期先8月限は同230円高の4万3910円。
NY原油急伸を好感して上伸して始まった東京石油市場だったが、円高やNY原油の時間外の不安定な動きもあって高値から大きく値を消し、昼にはガソリン・灯油とも全限がマイナス圏に沈む場面もみられた。特にガソリン期近の急落が目立った。国内のガソリンは輸出が好調で、昼に発表された供給統計でも明らかにになっている。在庫も減少していたが、東京市場の反応はなく、昼以降、一段と値を消す動きを演じている。ガソリン先限は5万3200円台まで売られ、上昇していた灯油も全限がマイナス圏を強いられることに。灯油期先の下値誘導もみられ、ガソリンの圧迫要因になっていたが、13時半以降、灯油は早々に戻りをみせ、NY原油の自律反発の動きを好感することに。ガソリン先限も何とかプラス圏に入ったものの、5万3400円までの戻りがやっとで、またマイナス圏を強いられ、14時前にはガソリン安・灯油高の構図となっていた。14時台にはユーロ上伸の動きからガソリン市場でも買い戻しが助長され、期先2限月は14時半前からプラス圏で推移し、期近も下げ幅を縮小している。供給統計を踏まえると、まだ期近は下げ過ぎともいえるが。
一方で、灯油は上げ幅を拡大し、ガソリン期先の戻りを助長していた。ガソリン先限は15時前に5万3500円台まで水準を切り上げたものの、引けにかけてのNY原油の軟化を嫌気して上げ幅を縮小している。期近はガソリン・灯油と対照的な動きとなったが、ガソリンの割安さが感じられる。
今晩のNY原油はEIAの在庫統計での石油需要とギリシャの財政赤字削減策の内容に左右されるだろう。前日はギリシャ問題でかなり楽観的なムードとなり、ストップロスの買いを伴って80.95ドルまで買い進まれたが、石油需要回復に対する厳しい見方からその後79ドル台半ばまで売られている。ギリシャ問題が完全に払拭するとも考えにくく、またその後のスペインやポルトガルなどの財政赤字も認識されるとみられ、まだまた不安定要因として注目されるだろう。注目は米国の石油需要である。前週発表されたガソリン需要は久しぶりに日量900万バレルを越えているが、その反動も想定されている。安定的な需要改善につながるかどうかカギである。いずれにせよ、まだ80ドル台での買いは時期尚早では。週末の米雇用統計は弱気な内容が想定されているだけに週末には80ドルから大きく値を消すとみる。
●東京トウモロコシ市場
3日の東京トウモロコシは薄商いの中、高安マチマチ。期先3月限は前日比40円高の2万1150円。
朝方から低調な商いを演じている。円高が売り材料になっているが、シカゴの動きも緩慢であり、目新しい材料も乏しく、見送りムードが支配的だった。朝方下げ渋ったといえるが、その後の円高進行で値を消している。それも売り方も乏しく、下値も限られたようだ。しばらくこうした低調な取引が続くとみられている。このため、週末にかけてはさらに見送りムードが強まりそうだ。後場に入っても状況に変化はなかった。大引け前に円安が進行した分、買い戻しを誘うムードとなて、期近は高値引けとなった。期央は玉次第で推移していたが、先限は大衆筋の値ごろ買いで買い進まれ、期近同様、高値引けとなっている。
今晩のシカゴコーンは時期的背景からこう着した展開が続くとみる。10日の需給報告に対する関心もイマイチ。今回発表された需給報告が相場の方向性を左右する時期でもないためである。発表後、市場の関心は4月からの米コーンベルトの天候に移るためである。注目は12日の期近3月限の納会である。期近5月限とは10セントの下ザヤであることから、期近5月限がサヤ滑りをみせる可能性がある。納会後の週明けがコーンの目先の底値とみる。コーンの作付に対する天候プレミアムを買う動きはその後とみられ、それまではどちらかといえば冴えない動きを強いられそうだ。
●東京大豆市場
3日の東京米国産大豆はマチマチ。一般大豆期先2月限は前日比50円安の3万9370円、Non-GMO大豆期先2月限は同20円高の4万7160円。
玉次第の動きとなった。シカゴは期近高・期先安となったが、東京一般大豆は前日、先限だけが買われた分、先限の下げが大きくなっていた。一時戻りもみせたが、時間外の反落もあってその後下げ幅を拡大している。ここ最近の時間外の値動きであるが、上伸後、マイナス圏まで売り直されることが多い。かつての上昇局面では時間外の水準切り上げが相場の牽引役にもなっていたが、時間外のだらしない動きも売り方有利の相場環境を物語っているともいえる。大引けは円安を受けて期先にかけて戻りをみせ、高値引けとなる限月も目立った。それでも前日よりも円高で、シカゴ新穀安を踏まえると戻り過ぎともいえる。
今晩のシカゴ大豆は引き続きもみあいとみる。前週のコーン買い・大豆売りのスプレッドの解消から期近は買い戻されているが、新穀以降はコーンの天候リスクもあり、逆に売られている。今後とも玉次第の動きを強いられるだろうが、目先4日に発表される成約高がまた低調であれば、期近の売り材料になってしまうだろう。さて、ブラジル主産地マトグロッソの降雨は週末まで続くが、収穫がかなり進展していることもあり、買い材料になっていない。パラナやリオグランデドスルは乾燥した天気に恵まれ、収穫には理想的である。ブラジルの収穫遅れは支援材料になり切れないとみる。コーン同様、12日の期近3月限の納会後のサヤ滑りは売り材料に。
●東京コ-ヒ-市場
3日の東京アラビカもマチマチ。期先11月限は前日比40円高の2万1260円。
納会を控えた当限は急落しており、期近限月の圧迫要因となっている。期先は玉次第で推移しているが、海外続伸も手伝って買い直されており、小幅高で推移していた。大引けで当限は下げ幅を圧縮したが、サヤをまだまだ売られているだけに、その他期近限月への反応はなかった。期先はマチマチで引けたが、本日も戻り切れず。
今晩のICEコーヒーは狭いレンジでの取引が想定される。前日の取引レンジも狭く、コーヒーの積極的な仕掛けが見送られている。コーヒーの目新しい材料は期待薄。市場が注目するブラジルの収穫は5月下旬からであり、それまではもみあい中心の取引が多い。時期的には不需要期入りだけに、ジリ貧傾向といえる。期近5月限の1.35ドルは壁となり、近いうちに1.30~1.28ドルを割り込むとみる。


