国内マーケット情報

●東京石油市場
 5日の東京石油製品は円安や時間外のNY原油高を好感して急伸。15時半現在のガソリン期先9月限は前日比740円高の5万4430円、灯油期先9月限は同720円高の5万2260円、原油期先8月限は同660円高の4万4690円。
 NYダウの引け味の良さを好感して時間外のNY原油・石油製品大きな戻りをみせ、4日のNY市場安は売り材料にならなかったといえる。東京市場ではまた円安も好感されて上伸して始まったものの、米雇用統計を控えた様子見ムードも手伝って朝方の上げは限定的。ようやく上げ幅を拡大したのは日経平均株価が200円以上の上げを演じた後で、この時点で出遅れ感からの買いが膨らんだ。それでも朝方の水準から200円程度の上げにとどまった。市場では前日急落した上海株の戻りを期待していたが、その戻りが限定的だったこと、昼以降、マイナス圏での動きを顕著にしたこともあり、東京市場は上げ幅を縮小したが、上海株の前引けでプラス圏に回復したことから打診買いの動きとなり、一段の上伸を演じた。

14時過ぎてから日経平均株価は再び200円以上の上げを再現したことで、ガソリンが一段高の様相をみせた。金の上伸も心理面での支援材料だったといえる。14時半過ぎにガソリン先限は5万4500円まで買い進まれた。15時前にはNY金の上伸も手伝ってNY原油も一段と水準を切り上げ、東京市場の上げ幅拡大に寄与していたが、ユーロ安・ドル高が影響し、NY金・原油との高値から値を崩し、東京市場も上げ一服へ。米雇用統計を意識した手仕舞い売りも出て、高値付近での取引は一時的だった。
 今晩のNY原油は米雇用統計次第。ダウジョーンズの事前予想で、非農業部門の就業者数は前月比で7万5000人減が想定されている。寒波の影響ながら、10万人近い減少となれば、やはり相当なインパクトを持つだろう。まずは発表待ち。発表に対する市場の評価が気になる。NY原油は80ドルを割り込む場面をみせたように、必ずしも80ドル台での底入れとはいい難い。一方、強気の数字次第ではテクニカルな買いに弾みが付く可能性もある。方向性を探るにはまずは発表を見極める必要がある。

●東京トウモロコシ市場
 5日の東京トウモロコシは引き続きファンドの買い戻しが支援材料となって水準を切り上げ、続伸している。期先3月限は前日比230円高の2万1480円。
 シカゴ反落と円安が交錯するとみられたが、前日ファンドの買い戻しで水準を切り上げたように、週末要因も手伝ってファンドの買い戻しが期待されつつ、トウモロコシは朝方から買いが先行していた。NYダウの引け味の良さも心理面での支援材料になったとみられる。注目のファンドの買い戻しの動きだが、後場寄りからみられ、期先にかけて上げ幅を拡大している。前日のトウモロコシは大引けに上げ一服となったが、本日は他市場の上伸の動きも手伝って高値を維持する格好で取引を終えている。まだまだファンドの売り越しは多いが、ここ最近、この買い戻しに提灯をつけて買い進んでいる向きの玉は将来的な圧迫要因になる可能性もある。
 今晩のシカゴコーンは反発を期待したい。前日は大豆と小麦の急落で値を消したが、大豆とは対照的に引けにかけて戻しており、高値引けとなっている。時期的要因からコーンの天候リスクを買う動きになっており、スプレッドとして大豆は売られている。さて、週末発表されるCFTCの取組内訳に注目したい。2月中にインデックスファンドのネットロングが急減することはなく、先高期待を見据えた仕掛けといえる。このため、週末発表される取組内訳で高水準のネットロングが維持されれば、今後大口ファンドの買いの増加につながる可能性もある。意外に強い地合いを続けることになりそうだ。

●東京大豆市場
 5日の東京米国産大豆は期近安・期先高。一般大豆期先2月限は前日比190円高の3万9190円、Non-GMO大豆期先2月限は同180円高の4万7260円。
 シカゴ急落ながら、朝方から東京市場の反応は鈍い。前日の時間外取引の倍以上も下落しているが、前日同様、トウモロコシの上伸も手伝って買い辛抱かたがた、下げ渋ったとみられる。先限は3万9000円をわずかながら割り込んだまま、前引けしているが、後場に入って上伸し、期先はプラス圏に入った。時間外の大豆の小反発もあるが、戻りは限定的。トウモロコシの後場一段高がここでも好感されたといえる。前日に続き本日も下げ渋りが顕著だったといえる。結局、期先は上伸して引けたが、連日のシカゴ下落に対する反応薄で、かなり割高ともいえ、さらに買い玉整理の遅れが週明けの急落リスクともいえる。
 今晩のシカゴ大豆は続落もおかしくはない。急落している分、週末要因の買い戻しもまた期待されるが、実勢悪の大豆にとって現在の値位置はまだまだ割高である。南米の大豆価格が荷圧迫を背景にして急落しているが、シカゴにとっての9ドルも輸出競争力の面からみて高いとみる。さて、12日の需給報告で米国の期末在庫の下方修正が期待される半面、世界の在庫は大幅に増加する見通しもある。米農業フォーラムで弱気な数字が明らかにされたためである。いずれにせよ、当面戻り売り基調に変化なし。

●東京コ-ヒ-市場
 5日の東京アラビカはマチマチ。期先11月限は前日比70円高の2万1170円。
 朝方から薄商いに徹していた。先限の2万1000円割れも注目されたが、結果的に他市場の強調地合いに助けられる格好で売り物をまねくことはできず、下げ渋っていた。後場寄りに先限はプラス圏に入った。期先はプラス圏で引けたが、値ごろ買いが入ったというよりも買い戻しが影響したとみられる。
 今晩のICEコーヒーは週末要因の自律反発になるだろう。前週末も週末前に急落したが、自律反発かたがた調整高をみせている。買い材料が見当たらない中、今後とも着実に水準を切り下げるとみるが、一段安は週明けからとみる。ブラジル・ベトナムの売り攻勢懸念と不需要期入りもあり、敢えて買う状況でもないのは明らか。期近5月限の1.28ドル割れも時間の問題で、1.25ドルも意識しておきたい。

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