●当レポートは、情報提供を目的としており投資の判断は、お客様自身でお願いいたします。
●東京石油市場
12日の東京石油製品はガソリン安・灯油高で終えた。15時半現在のガソリン期先1月限は前週末比180円安の4万9760円、灯油期先1月限は同250円高の5万3600円、原油期先12月限は同140円安の4万2030円。
東京石油市場は灯油中心に上伸している。灯油は期先中心に高値誘導の動きがみられ、NY原油の値崩れ局面でも高値を更新するなど、ガソリンの下げ渋りに寄与していた。全般に序盤は株価に神経質な動きをみせ、その後は円安が支援材料となっていた。円安が一巡した後はユーロ安・ドル高を嫌気してNY原油が売られ、東京ガソリン先限の5万390円が昼以降の上値抵抗となっていたが、灯油との上げ幅は大きく異なることとなった。灯油の強引な買いの意味は不明だが、NYヒーティングオイルの時間外の上伸に薄商いが影響してなびいたとも考えられる。商い自体が超閑散で、灯油の歪な値動きを招いたともいえるが、国内の政局に対する不安定さも計り知れず、全般に仕掛けは見送られたといえる。14時半前にはNY原油の下げ幅拡大と円高・日経平均株安が影響し、ガソリン先限は朝方の安値付近まで売り直されることとなり、そして14時半には5万円の大台割れもみせている。
インドの6月の鉱工業生産が事前予想(9.5%増)を大きく下回る6.5%増だったことがNY原油の売り圧力につながったようだ。ガソリンはさらに値を消し、期央以降はマイナス圏に入ることとなった。NY原油のその後の軟調地合いみられたが、東京市場の反応はイマイチで、下げ渋ったともいえる。
今晩のNY原油は米企業決算を巡る動きで引き続きNYダウに左右される動きになるだろう。週明けの時間外ではユーロ安も手伝って不安定な動きをみせているが、流れはまだ強調地合いとみられる。強気の好業績発表が期待されるため。注目は15日の中国の主要経済指標である。景気後退を印象付ける内容になるとみられ、NY原油の重石になるだろう。16日にはシティ・グループやバンク・オブ・アメリカの決算も発表されるが、期待外れの内容になるとみられ、NY原油は値を消す動きに転じるだろう。また70ドルを意識した動きになりそうだ。
●東京トウモロコシ市場
12日の東京トウモロコシは反落。期先7月限は前週末比250円安の2万0250円。
週末のシカゴは反落しており、強気の需給報告も知ったらしまいの展開だったといえる。週明けの東京は円安や金上伸もあってシカゴ安にもかかわらず上伸して始まった。朝方軟調だった時間外のコーンがプラス圏まで買い直されたことも好材料になったとみられる。一部では今週末の熱波懸念も噂になっていない。しかし、天気予報をみると平年並の気温が予想され、適度な雨も想定されている。従って噂の範囲といえる。その時間外が前引け前から値を消したことで、強引に買われていた東京も前引けに上げ幅を小さくした。後場に入って当先がマイナス圏に入るなど、さらに地合いを悪化させたが、円安一服が影響したとみる。また前週末の大引けにかけて強引に買い進まれた反動とも考えられる。次節では時間外の大豆急落も嫌気して売りを大衆筋のヤレヤレの売りも出て、期先は揃ってマイナス圏に入った。大引けでは円高進行やNY原油の急落もあり、期近から安値更新の展開をみせた。朝方、買い玉の整理を指摘して、その後様子見を決め込んでいるが、正解だったといえる。
今晩のシカゴコーンは新穀12月限の4ドルを巡る動きが続きそうであるが、米コーンベルトの天気に関して天候リスクを警戒する状況でもないため、4ドルの壁を改めて認識して続落するとみられる。ここ最近、コーンの作柄は良好な水準を維持しているが、後退しているため、引け後発表の作柄状況が注目される。前週は作柄後退をキッカケにして上伸の流れを作ったともいえる。現在の天気予報で、十分に関する問題のあるような天気もなく、4ドルを壁とすれば、上値余地は限定的とみられ、ファンドの手仕舞い売りにつながりやすいとみられる。
●東京大豆市場
12日の東京米国産大豆は引けにかけ値を消す。一般大豆期先6月限は前週末比140円安の3万9530円、Non-GMO大豆期先6月限は同400円安の4万6670円。
時間外の波乱の展開に東京市場はやや振り回されることになったようだ。週明けの時間外は4~5セント安で始まったものの、その後水準を切り上げ、逆に4~5セントも買い進まれる場面もみせた。その後、ユーロ安もあって時間外の大豆は改めて朝方の値位置まで値を消し、そのタイミングと重なった前引けの大豆は高値から大きく値を消すこととなった。前週末の大引けにかけてかなり強引に買い進まれた期先は高値から大きく値を消し、先限の4万円越えとはならず。それでも強気筋の値ごろ買いが支えになって後場寄りの先限は小幅戻している。ただ、時間外の下げ幅拡大を嫌気して次節では先限はマイナス圏に入った。前週末に強引に買い進まれたことを踏まえれば、このマイナスもおかしくはないといえる。大引けは円高進行で売り込まれ、全限が安値引けとなった。それでも強引に買われた状況を踏まえると下げ足りない印象も強い。
今晩のシカゴ大豆は弱気な米コーンベルトの天気を嫌気して時間外でみせているような下げは十分考えられる。前週末まで弱気な需給報告にもかかわらず、ファンドの買いで強引に買い進まれたのは確か。これといった強材料は見当たらず、将来的な中国の買い付け期待で水準を切り上げたといえる。ただし、2010年度の世界の大豆在庫は過去最高に上方修正され、供給過剰には変化はない。中国の動きよりも目先の米コーンベルトの弱気な天気をより重要視したい。引け後に発表される作柄状況から目が離せない。
●東京コ-ヒ-市場
12日の東京アラビカは後場売り直され、当限除き反落。期先3月限は前週末比390円安の2万4100円。
高安マチマチで始まった。前週末大引けに期央にかけて強引に買い進まれた反動を強いられ、海外高や円安でも期央は反落しているが、上げ渋っていた先限は小幅続伸で始まった。先限の小幅高や円安進行もあり、前引けに期先にかけて買い直され、上伸することとなった。しかし、後場寄りでは円安も一服し、日経平均株価が値を消す動きもみせており、打診買いは一巡して、当限以外は反落している。引けでは一段と値を崩し、当限を除き、安値引けとなった。
今晩のICEコーヒーは157~170セントのレンジ内で推移する値動きに変化はないとみる。週末はブラジル産地の気温低下が影響して上伸する場面もあったが、その後利益確定で売り直され、上げ幅を縮小している。結果的にはレンジ内の中心にほぼ位置しており、逆張りの仕掛けにも向かない。週明けもテクニカルな動きが中心とみられるが、「知ったらしまい」の順番であれば、反落となる。


