●当レポートは、情報提供を目的としており投資の判断は、お客様自身でお願いいたします。
●東京石油市場
13日の東京石油製品は総じて下落。15時半現在のガソリン期先1月限は前日比640円安の4万9120円、灯油期先1月限は同790円安の5万2810円、原油期先12月限は同880円安の4万1150円。
東京石油市場はNY原油安を嫌気し、総じて下落している。アルコアの好決算と今晩予定されているインテルの決算に対する期待もあり、日経平均株価は9時半前後まで急伸し、東京石油市場も下げ幅を縮小し、ガソリン期先は前日の終値から40円~50円の下落水準まで戻した。株価の先高期待が買いを誘ったといえるが、注目の上海株が急落しており、日経平均株価とは対照的な動きとなっている。東京市場や時間外のNY原油も上海株の動きには反応がイマイチだった。しかし、11時半にNY原油が74ドル台マイナス圏まで売られたことで、東京市場も売り直され、朝方の安値を下回る場面もみせた。
それでも下げ渋っている。本来であれば、NY原油の値位置や円高からみて、ガソリン先限の4万9000円割れでもおかしくはない。昼過ぎには円高進行やNY原油一段安が重なり、4万9000円台まで値を消している。ガソリンは結果的に4万9000円を維持しているが、灯油や原油は引けにかけて安値を更新している。明日はインテルの決算を踏まえての動きになるため、売りにくい面も考えられるが、週明けからはその後大きく売り直されており、日計りでは買いも売りも仕掛けることが可能といえる。
今晩のNY原油はインテルの決算に対する期待から戻りをみせる可能性も。アルコアが予想通り、好業績を明らかにしており、それが連想買いにつながる可能性も考えられる。ただし、インテル後に控えている金融機関の決算はイマイチと予想されており、原油・石油市場にとっては重石になるだろう。また、好業績の決算が一巡すれば、米国の雇用悪化が再認識され、中国の景気後退なども重石になり、74ドルを下回り、再び70ドル台まで値を消すと考えたい。雇用悪化の解消はみられず、次第に再認識することになりそうだ。
●東京トウモロコシ市場
13日の東京トウモロコシは作柄改善を嫌気して続落。期先7月限は前日比260円安の1万9990円。
週明けのシカゴ安と時間外の一段安を嫌気して東京は続落している。時間外安は引け後に発表された作柄が期待に反して改善していたためで、市場では豊作期待が強まったといえる。東京期近中心に下落したが、バルチック海運指数の急落が期近の重石になったとみられるが、期先は円安傾向の為替に期待して下げ渋っていた。前引けでは円高が進行し、ユーロも売られていたが、トウモロコシの反応は限定的で先限がやや朝方の水準を下回った程度だった。後場に入り、円高を嫌気して売り込まれ、先限は2万円ちょうどを示現している。2万円を巡る攻防をみせていたが、とりあえず大台を維持した。次節から大引けにかけて2万円割れを果たしたが、一段安にはならず。買い方の買い辛抱が影響したといえる。売りはそのままで。
今晩のシカゴコーンは作柄改善は売り材料となって一段安の展開になりそうだ。市場では全米平均で2%程度の後退も想定していたが、実際には2%改善している。作況指数も105.8の高水準を示しており、8月の生産高予想では市場が期待している170ブッシェルに近づくイールドの可能性もないとはいえない状況である。また、現在は受粉期に入っており、シルキング後に受粉がスタートする。イリノイのシルキングは72%に達しており、すでに受粉がかなり進行しているとみられる。アイオワは24%、ミネソタは14%で、これから受粉最盛期を迎える。その期間中の高温・乾燥予想もなく、平年並の気温と適度な降雨が予想されている。シカゴ新穀12月限の4ドルを壁にした動きから、上値余地は限定的とみられ、シカゴはさらに値を消すとみる。
●東京大豆市場
13日の東京米国産大豆はマチマチ。一般大豆期先6月限は前日比120円安の3万9410円、Non-GMO大豆期先6月限は同390円安の4万6280円。
終日、玉次第の動きをみせていた。一般大豆期央から期先にかけて弱気筋の買い戻しが支援材料となっていた。ただ、先限への乗り換えの動きをみせるなど、手口は良くない。それでも先限では大衆筋の値ごろ買いが3万9500円を維持する動きを助長していた。時間外は前日同様、堅調地合いから前引けには売られていたが、東京市場は反応せず。円安も一巡し、円高気味だったこともあり、下げ渋りは明らか。後場に入り、期近は下げ渋っていたが、一般大豆も円高は無視できず、全限がマイナス圏まで値を消すとみられたが、期央12月限は実需筋の買い戻しが支えになってプラス圏を維持している。薄商いの弊害ともいえるが、全般に下げ足りない印象が残った。
今晩のシカゴ大豆は期近の強引な上げにそろそろブレーキがかかるとみられる。実際の米国大豆の輸出や圧砕のペースは低調で、中国向け輸出も久しく途絶えている。それでも今後の期待感だけでここまで急騰しており、逆にこの高い水準での買い付けの動きは一層先送りされるとのみられる。南米での供給余力はかなり残されている。また、2010年度の米国大豆の供給増加観測もあり、現在のタイトな状況と実際とではかなりの乖離がある。期近8月限は10ドルを壁にして下値を探る展開になるとみる。
●東京コ-ヒ-市場
13日の東京アラビカは期先にかけて急落。期先3月限は前日比390円安の2万3710円。
終日、低調な取引の中、玉次第で推移している。限月によって異なる値動きをみせているが、意味のある値動きともいえず、見送りムードを一層、助長したと考えられる。後場に入って円高進行もあり、期先にかけて下げ幅を拡大している。一段と逆ザヤ幅は拡大しているが、値ごろでは買えない。ICEの下振れが警戒されるため。
今晩のICEコーヒーはレンジ内の取引とみられるが、チャート上では節目を迎えつつある。ボリンジャーバンドは縮小傾向をみせており、今後どちらかに大きく振れる可能性の兆しがあるともいえる。どちらかといえば、着実に水準を切り下げていることを考慮すれば、下振れリスクを警戒したい状況と考えたい。


