国内マーケット情報

●当レポートは、情報提供を目的としており投資の判断は、お客様自身でお願いいたします。

●東京石油市場
 14日の東京石油製品は株高・原油高を受けて急騰を演じている。15時半現在のガソリン期先1月限は前日比1560円高の5万0680円、灯油期先1月限は同1450円高の5万4260円、原油期先12月限は同1540円高の4万2690円。
 NY原油急伸に加えて円安進行や日経平均株価の急伸なども支援材料となって東京石油市場の急騰をもたらしたといえる。ガソリン先限は5万円台半ばで始まったが、早々に5万1000円台に水準を切り上げた。89円台の円安やNY原油の堅調地合いも支えになっていた。ただ、円安が一巡し、NY原油も77ドルを下回る値動きをみせたことで、買いは一服し、灯油では2000円以上の上げもあったが、ガソリンでの2000円高はみられず。

その後のガソリン先限は5万円台後半の狭いレンジでのもみあいが続いた。次第に値を切り下げ、5万0500円まで値を沈める場面もあったが、朝方の勢いが後退したためであるが、上海株の反発力が鈍く、明日の主要経済発表に対する警戒もあって早めの手仕舞い売りや新規売りが上値を抑制したといえる。いずれにせよ、急伸しており、予想以上の上げだったのは確か。夜間取引での5万1000円以上に売りあれば狙ってみたいが。
 今晩のNY原油はインテルの好決算を好感したNYダウが続伸すれば、78ドルを意識する状況も想定される。ただし、IEAの世界の需給見通しは前月と同じ内容であり、2011年に関しては需要鈍化を示している。また、中国の2010年後半の石油需要は前半の14%増から4%増に急激なスローダウンするとも予想している。このため、15日に発表される中国の主要経済指標を警戒して原油の調整安も考えておきたい。特に鈍化傾向をみせている鉱工業生産に注目。好決算だったインテルの決算発表で目先の企業決算を巡る株の上昇トレンドは一巡するとも考えられるが。

●東京トウモロコシ市場
 14日の東京トウモロコシは連想買いで反発。期先7月限は前日比210円高の2万0200円。
 シカゴ安は前日の時間外安で織り込み済みで、他市場の急伸を好感した大衆筋の買いに反発している。予想以上の上げとなったが、原油や株価の急伸が影響を与えたのは間違いない。ただ、その後の円安一服や見送りムードが影響してジリジリと水準を切り下げ、堅調だった時間外も反落し、東京市場の重石になっていた。全般に見送りムードが強く、商いは低調だった。後場に入っても狭いレンジの展開となり、朝方の高値を上抜けず。やや強引に買い進まれた印象が残ったといえる。
 今晩のシカゴコーンはファンド筋の習性から続落もおかしくはない。作柄改善と米コーンベルトの生育に理想的な天気を踏まえて、買いを膨らませたファンド筋は整理商いを継続させることになりそうだ。結局、新穀12月限は4ドルが大きな壁になったと改めて認識させる状況である。イリノイでの受粉は半分程度進行しているとみられ、アイオワ・ミネソタはこれからピークを迎えるが、高温障害もない。また、散発的な降雨が予想されるが、晴れも多く、受粉には問題ないといえる。12月限で3.80ドルも意識されるか。14日は期近7月限の納会で、その後のサヤ滑りも圧迫要因に。

●東京大豆市場
 14日の東京米国産大豆は期先にかけ反発。一般大豆期先6月限は前日比540円高の3万9950円、Non-GMO大豆期先6月限は同830円高の4万7110円。
 シカゴの強気スプレッドの解消を表すように、東京は期先中心に買い進まれた。他市場の急伸もあり、大衆筋の買いを呼び込んでいたようだが、先限は4万円の大台乗せには至らなかった。東京は大きくサヤを買われているため、この上昇でも行き過ぎのキライもある。そのためか、その後はジリジリと水準を切り下げたが、時間外の反落も影響したといえる。後場に入って期先にかけて買いが先行して徐々に水準を切り上げ、期先は揃って高値引けとなった。シカゴの強気スプレッド解消を期待した買いでもないが、大衆筋の買いが大きな支えになっていたようだ。
 今晩のシカゴ大豆は朝方発表される圧砕高が予想通り弱気な内容になれば、強気スプレッドがさらに解消させることになるだろう。米国の需要拡大期待で強気スプレッドが強化されてきたが、前日発表された検証高も低調で、中国の買い付けもゼロの状態が続いている。その中での強引な買いに対する調整もこれからとみる。強気スプレッドの解消は期先の下げを抑制するが、米コーンベルトの生育に理想的な天気から新穀11月限の9.60ドルが目先の上値抵抗になるとみる。次第に水準を切り下げ、9.50ドルを大きく割り込むとみる。本格的な新穀の下げは8月に発表される生産高を意識する時期とみられるが。

●東京コ-ヒ-市場
 14日の東京アラビカは急伸し、期央以降がストップ高で引けた。期先3月限は前日比800円高の2万4510円。
 海外上伸や円安もあって東京アラビカも買い進まれ、先限は2万4000円台に水準を切り上げた。期央の上げが朝方から目立っていたが、後場に入って一段と急伸し、大引けには期央以降の4限月がストップ高を示現している。薄商いの中、踏み上げを吸収する売りがなかったといえる。明日以降、売りたい向きにとっては好都合ともいえるが、薄商いのため、波乱の相場環境を物語る値動きともいえる。
 今晩のICEコーヒーは1.57~1.70ドルのレンジ内で推移するとみる。他市場の急伸でテクニカルな買いにつながったものの、新たな支援材料が出現した訳でもない。1.69ドル近辺ではブラジルの売りヘッジを浴びることになりそうだ。チャート上ではボリンジャーバンドがさらに縮小し、大きな分岐点を迎えているのも確かである。

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