国内マーケット情報

●当レポートは、情報提供を目的としており投資の判断は、お客様自身でお願いいたします。

●東京石油市場
 15日の東京石油製品は総じて下落も、下げ渋りの印象が強い。15時半現在のガソリン期先1月限は前日比510円安の5万0170円、灯油期先1月限は同680円安の5万3580円、原油期先12月限は同550円安の4万2140円。
 東京は反落している。急激な円高進行と時間外のNY原油の冴えない動きもあって序盤から値を消していた。ガソリン先限は5万円の大台割れに抵抗をみせつつ、11時に発表される中国の主要経済指標を待つムードとなった。多くは弱気な内容を期待していたが、円高が一服したこともあり、ガソリン先限は5万0400円台までの戻りをみせていた。いざ、11時に発表になると、予想よりも強気の数字となったGDPに為替市場がまず反応し、円安が進行した。さらにユーロが上伸したため、NY原油も大きく戻した。このため、東京ガソリン先限も5万0600円台まで買い戻されることに。しかしながら、この戻りは格好の売り場となった。

GDPは過去の数字であり、現在の中国の景気動向を示しているには鉱工業生産で、前月比13.7%増にとどまっている。予想よりも大きく下回り、次第に為替市場やNY原油市場の重石となったようで、その後の円高とNY原油の軟化から昼以降の東京ガソリンの値動きは11時台とは大きく異なる展開となり、また期先中心に売り直されていた。14時過ぎには円高進行もあり、5万0200円を割り込む動きもみせた。その後も5万0200円割れをみせていたが、5万円を意識した売りを浴びることはなく、NY原油の軟化でも下げ渋ったといえる。引け間際に灯油・原油で安値更新をみせる限月もあったが、下げ足りない印象はそのままである。5万0500円の売りを仕掛けているが、夜間取引での5万円割れを期待しての売りで、買い戻りのタイミングを狙いたい。
 今晩のNY原油は続落するとみられる。中国のGDPに市場の関心が集まる場面もあったが、GDPは過去の数字に過ぎない。今後の景気の先行きを占うには鉱工業生産を見極めるべきで、この工業生産は前月比で13.7%増にとどまっている。事前予想の15.1%増、前月の16.5%増を大きく下回っている。今後の景気の後退を示す数字だけに、今晩のNY原油はより売り材料と評価されるのでは。米国の石油・ガソリン需要も大きく鈍化し、4月の水準まで落ち込んでいる。この時期の落ち込みとしては厳しい水準といえる。中国の主要経済指標の発表を受けて、NY原油は一段と売り直されるとみていただけに、今後NY原油は75ドルを割り込み、週明けには70ドル台も意識される。今晩発表されるJPモルガン・チェースの決算に対して悲観的な見方も強い。

●東京トウモロコシ市場
 15日の東京トウモロコシはシカゴ急伸を好感して続伸。期先7月限は前日比220円高の2万0420円。
 シカゴ急伸を好感して東京は朝方から続伸している。急激な円高以上のシカゴ上昇だったこともあり、大衆筋の値ごろ買いを誘ったともいえる。また、市場の関心は小麦にあり、小麦の先高期待がトウモロコシを引っ張るとの思惑もあったようで、売り方はどちらかといえば不在だったといえる。前引けには円安進行もあり、一段と上昇し、その勢いを借りて後場寄りはさらに水準を切り上げていた。後場2節の取引中に、円高進行で金などが値崩れをみせていたが、トウモロコシは動意薄で、下げ渋っていた。大引けでさすがに円高に反応を示すとみられたが、反応はイマイチ。高値付近で取引を終える限月が目立っていた。
 今晩のシカゴコーンは新穀12月限の4ドルを巡る攻防が想定される。世界的な供給不安の台頭で、小麦が上伸している。シカゴ小麦は半年振りの高値を示現したが、パリ市場の小麦相場は13ヶ月振りの高値を示現している。飼料用として競合するコーンの需要拡大観測が支えになりそうだが、米国のトウモロコシの豊作期待に変化はなく、受粉にとっては理想的な天気が予想されており、そう簡単に新穀12月限は4ドルを越えることにはならないとみられる。また、4ドルが壁になれば、3.90ドル割れも強いられると想定される。シカゴの本格上昇には米コーンベルトの天候不安が必要とみる。

●東京大豆市場
 15日の東京米国産大豆は期先にかて上伸している。一般大豆期先6月限は前日比180円高の4万0130円、Non-GMO大豆期先6月限は同110円安の4万7000円。
 東京一般大豆はマチマチで始まった。期近は買い戻しで上昇したが、前日強引に買い進まれた期先は反動も手伝って先限は小幅安で始まった。円高進行の中、物足りない下げだったが、前引けでは円安や時間外の新穀上昇を映して先限は4万円の大台を回復するなど、総じて上伸している。中国の経済発表を受けた展開で、円安進行のタイミングと大豆の立会が重なったためである。後場に入ってまた円高気味に振れていたが、大衆筋の買いに支えられ、期先は小幅続伸。先限では弱気筋のまとまった売りもみられたが、大衆筋の買いに押し切られる格好となった。後場2節では円高進行がさらに加速したため、上げ一服となったものの、先限は4万円の大台を維持。大引けの一般大豆は期先は高値引けとなった。円高進行とトウモロコシ同様、無視する展開で、下げ渋りを警戒した買い戻しが膨らんだためといえる。シカゴの強気スプレッド解消をかなり警戒しているフシも伺える。
 今晩のシカゴ大豆は強気スプレッドの解消かたがた、引き続き期先は下げ渋りを強いられることになりそうだ。大豆の作柄に対する不安もあるが、イールドの引き上げ期待はまだ燻っている。さらには期近の実勢悪から期近の下落もあって期先の戻りも限定的になりそうだ。小麦続騰に沿って大豆も買い進まれたが、小麦の資金が大豆にシフトするまでの状況ではない。期近7月限は14日で納会を迎えたが、今後は期近8月限の10ドルを巡る動きも注目。

●東京コ-ヒ-市場
 15日の東京アラビカは大引に急伸を演じる。期先3月限は前日比320円高の2万4830円。
 玉次第の展開をみせていた。他市場は比較的波乱の展開をみせていたが、アラビカは円相場にもイマイチ反応薄。ところで、本日は当限納会だったが、その後のサヤ出世の動きから期近が買いが先行することとなった。再び逆ザヤ相場の展開をみせる兆しともいえる。大引けにも期近9月限が売りハナ1枚しか残っていない中、急伸している。当限同様、2万9000円台まで強引に買い進まれるかどうか警戒すべきでは。その他限月もサヤ出世の動きから急伸して引けた。
 今晩のICEコーヒーは狭いレンジで推移するとみる。1.57~1.70ドルのレンジ内で推移し久しいが、チャート上ではどちらかに大きく振れる可能性も。現状では着実に上値を切り下げているため、下振れリスクを想定したいいが、このまま横這いの可能性も考えられる。決め手材料なく、ICE市場も様子見か。

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