国内マーケット情報

●当レポートは、情報提供を目的としており投資の判断は、お客様自身でお願いいたします。

●東京石油市場
 30日の東京石油製品は高安マチマチ。11時現在のガソリン期先2月限は前日比30円安の5万0750円、灯油期先2月限は同40円安の5万3540円、原油期先12月限は同30円高の4万1990円。
 高寄りして始まった東京石油製品だったが、その後の急激な円高と時間外のNY原油の軟調地合いを嫌気して水準を切り下げる動きをみせた。それでも円高進行の割りに下げ渋っていたといえる。後場から再開した日経平均株価は急激な円高を意識して200円近い下げをみせたが、東京市場は動意薄。その後ジリジリと水準を切り上げる動きをみせ、ガソリンも14時過ぎには期先もプラスに戻す動きをみせていた。日中取引での安値示現時よりも円高が進行し、NY原油も値を消し、株価が急落しているが、反応薄。大量の買いが居座って戻りを促していたようだ。

ガソリンの戻りも意識され、灯油期近も15時前にはプラス圏に入り、灯油期先のマイナス幅も小幅にとどまっている。NY原油の動きは冴えないままだが、ユーロ高を受けて円安気味に振れていること、株価の急速な戻りが買いをもたらしたともいえる。さらにはここ最近、引けにかけて水準を切り上げているパターンも支援材料になったと考えられる。15時台に入ってもNY原油は下げ幅拡大の動きをみせたが、東京は反応薄。全般に下げ渋った印象が強い。とにかく、売りはそのままで、週明けの急落を期待したい。
 今晩のNY原油は米GDPの弱気な数字を嫌気して反落するとみる。ただし、それよりも注目すべきは日曜日に発表される中国のPMI(購買担当者指数)で、景況感の分岐点とされる50を割り込む可能性があるためだ。前回発表が52.1で、大台割れまであと少し。中国の経済指標の鈍化傾向がより鮮明になっている中、マインドを知るうえでは50を巡る攻防に注目したい。もし、50割れとなれば、週明けのNY原油の時間外の急落につながる可能性もある。まずはPMIを把握すべきといえる。その後は米雇用統計を巡る攻防になるだろう。

●東京トウモロコシ市場
 30日の東京トウモロコシは期近を除き反落。期先7月限は前日比90円安の2万0640円。
 シカゴは続伸しているが、東京は急激な円高進行もあり、小幅高を余儀なくされた。時間外でのシカゴ穀物続伸もあり、前場2節に一段と買い進まれる動きもみせたが、急激な円高が重石となって前引けから売り込まれ、期先はマイナス圏に沈んでしまった。前日、踏み上げかたがた、強引に買い進まれた影響もあり、その修正も手伝って期先が特に売られやすかったといえる。後場に入って期先は一段と下げ幅を拡大することに。円高が一服して円安気味で大引けを迎えたが、値を一段と消す限月が目立った。先限は円高一巡を好感して買い直されたが、前引けの水準近くに戻すのがやっとだった。
 今晩のシカゴコーンは時間外の小麦続伸の動きをみると、上伸も想定される。ただし、週末はここ最近、あまり参考になっていない。というのも週明けにはここ2週続けて急落を強いられているためである。米コーンベルトの理想的な天気を嫌気して週末の上げも打ち消される格好となっている。ファンドの習性もあり、今晩の続伸も考えられるが、週明けの下げを踏まえると格好の売り場提供にもなるだろう。新穀12月限の4ドルは壁のままとみる。

●東京大豆市場
 30日の東京米国産大豆はマチマチ。一般大豆期先6月限は前日比30円安の4万1380円、Non-GMO大豆期先6月限は同210円高の4万8990円。
 シカゴフロア取引上伸と時間外の一段高もあって、東京は期近から期央まで高く始まった。期先はマチマチで。先限は売られることに。円高と前日の強引な買いに対する調整が影響したとみる。時間外では新穀11月限は7月半ばの高値を更新するなど、強気の動きをみせている。小麦急伸に沿った追随高ながらも、上げ幅が目立っていた。後場に入って円高から下落を強いられるとみられたが、後場寄りの取引時点では円高は一服し、大豆はトウモロコシとは対照的に下げ渋る動きをみせた。その対照的な動きは大引けでもみられ、トウモロコシはやや買い直されたが、大豆先限は売り直され、安値引けに。
 今晩のシカゴ大豆はテクニカルな買いによる続伸も考えられる。時間外ですでに11月限は7月半ばの高値を更新している。買いに弾みが付く可能性も否めない。問題は週末の上伸が週明けの時間外安で打ち消される可能性があることで、前週もそのパターンとなって週明けは急落している。米コーンベルトの週末の天気は理想的である。時間外の上昇に対する利益確定売りも手伝って週末から下落してしまう可能性も考えられるが、目先的には週明けの下落を想定しておきたい。

●東京コ-ヒ-市場
 30日の東京アラビカはICE急伸を受け大幅続伸。期先7月限は前日比400円高の2万4940円。
 円高よりもICE急伸が好感され、東京は期近から大幅上伸することとなった、ICEの上げだけをみると、ストップ高も意識されたが、急激な円高はさすがにネックとなり、先限は2万5000円を壁にする動きをみせた。いつもよりも商いは多いが、踏み上げが影響し、新規買いは限定的だったとも推測される。先限の本日の取引レンジは50円にとどまった。
 今晩のICEコーヒーはテクニカルな上伸で7月に示現した高値をまず更新するか注目される。勢いだけをみると、1.80ドルを目指す可能性もあるが、まずは1.76ドル台に乗せるかどうか注目。テクニカル主導で上伸してきた相場であるが、ブラジル・ベトナムの潤沢な供給には変わりない。一旦調整をみせれば、下げも深くなるだろう。乱高下が激しくなりそうだ。

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